一泊二日の湯治旅、草津温泉の温泉に入りまくってきた!(後編)

一泊二日の草津湯治旅の後編です。今回の記事は時系列無視してスポット毎に書いてますが、是非前編からお読みください

後編では、草津観光、無料の共同浴場、ちょいな三湯めぐり、裏草津などをお届けしたい。

まずは先日王様のブランチでも紹介され、近い将来、超絶人気スポットになること間違い無しの新たな観光スポット「裏草津」について書いておこう。...といっても、そもそも事前に裏草津について知ってたわけでもなく、現地で裏草津なる言葉を知ったくらいの浅い知識で申し訳ないのだが...と初めにお断りを入れておく。

そもそも裏草津とは元々地蔵地区のことを指す造語。「地蔵高台広場整備工事」と題した大規模な再整備が進んでいます。草津町役場の情報を参考にするに、平成30年度から地蔵地区周辺再整備事業を実施されているようです。

草津町では、「裏草津の創造」を目的に平成30年度から地蔵地区周辺再整備事業を実施しています。地蔵地区再整備事業の一環として、今年度整備をしている「地蔵高台施設等(漫画図書ギャラリー、地蔵カフェ、地蔵高台広場)」の管理運営について、優れた民間の能力を活用して、その地域の賑わいづくりと経費の節減等を図るため、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項及び草津町公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例(平成17年草津町条例第8号)の規定に基づき、指定管理者を募集します

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新たな観光スポット裏草津

今回の再開発により、地蔵の湯や足湯がリニューアルされたほか、温泉の蒸気で顔を潤す「顔湯」や「手洗い湯」も新しく完成しました。顔湯は残念ながら工事の都合で近寄ることができませんでした。ちょうどトラックが駐車して隠れているところに顔湯があります。

記憶が正しければ 5 年前に来たときも同じ外観だったはず。とおもって 5 年前の記事を再確認してみたら記憶は正しかった。

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風呂の方は床がリニューアルされてました。前来たときは結構古びた床だったと記憶してますが張り替えてありました。天井は吹き抜けだし、風呂はきれいだし、無料でこのクオリティはやばい。泉質は前の記事から再掲しておきますが、含硫黄のためわずかに白濁。硫黄の香りが好きな方は万代鉱源泉よりもこちらの湯の方が好きに違いない。

源泉名泉質pH泉温
地蔵源泉酸性・含硫黄 - アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉pH2.249.9℃

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おっと、話が温泉方面に飛んでしまった。裏草津へ話を戻そう。

直近で草津温泉旅行を計画している方は、裏草津でひときわ目立つ地蔵カフェと漫画図書館には足を運んでおいたほうが良いだろう。近い将来、間違いなく人で溢れかえる人気スポットになるはずだ。

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初日は恐る恐る近寄るも中に入らなかったカフェ。二日目に入ってみたら超絶おしゃれカフェでした。店内でまったりしてると、初日のうちらと同じく、恐る恐る近寄ってくるものの中に入ってくる観光客は 2 組だけでした。

2021年6月22日に漫画図書ギャラリー「漫画堂」と地蔵カフェ「月の貌」が完成し竣工式が行われたそうです。その後 8 月にプレオープンを開始するも新型コロナウイルス感染拡大等もあり、11月20日から正式オープンとなったそうです。最近はコロナも収まりつつあり、客足も随分回復してきたと教えていただきました。

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ちなみに、飲食を頼むと隣の漫画堂が 100 円割引になります。漫画堂で借りた漫画は周辺に持ち出して読むことができるので、店舗内に本を持ち込んで読むこともできます。

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この漫画堂がかなりおしゃれな空間になっていて、女性の方も気軽に入ることができる雰囲気に仕立て上げられている。それでいて蔵書数 1 万冊と漫画の品揃えもかなり良い。しかも 2 時間で 400 円と首都圏の漫画喫茶と比較しても格安だ。

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ちばてつやさんや故・赤塚不二夫さんら草津温泉にゆかりのある作家の作品も展示されています。もちろん関連する漫画もほぼほぼ揃っている。

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草津に来て、まさか漫画喫茶で 1 時間以上時間を費やすとは思ってもみなかったが、おかげさまで温泉の入り過ぎで湯あたり気味だった体を休めることができた。加えて 24 時間ぶりに飲むコーヒーが超うまかった。

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再開発が一通り終わったあたりで、裏草津にはまた来てみたい。

温泉三昧について語ろう

すでに前編の旅館望雲で 6 回温泉に浸かり、前述の地蔵の湯で合計 7 回も風呂に入っているが、加えてあと 4 回風呂に入っている。2 日間で 11 回も温泉に浸かっていたことになる。流石に浸かりすぎだった気もする。

草津について始めに入った温泉が西の河原露天風呂。今回は一泊二日だったので、三湯めぐり手形なるものを購入した。草津の三大湯に浸かることができ、個別に入るより 500 円お得になる手形だ。この手形、有効期限はないので一度にそんなに温泉入れないわーって方は、次に来たときに使うことができる。まぁ間違いなく失くすだろうけど...w。

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西の河原露天風呂

というわけで、まずは西の河原露天風呂を楽しんだ。泉質はこうだ。硫黄を含まないので湯は透明なのは前編でもご紹介したとおり。

源泉名泉質pH泉温
西の河原源泉酸性 - アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉pH2.149.4℃

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こちらパンフに載ってる女湯の露天風呂の様子。まぁ男湯とさほど大きさも変わらないようで、奥に進むほど湯の温度が高くなる。湯は大変良いのだが、温泉の清掃が行き届いていないのが残念。湯の花はもちろん問題ないのだが、奥に進むほど糸くずやら毛やら枯れ葉やら不純物が一杯漂ってて気分が萎えた。

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大滝乃湯

二日目、外で初めて入った温泉が大滝乃湯。おおよそ 9:30 ちょい過ぎに足を運んだ。まぁ朝早いし人も少なくのんびり温泉に浸かることができるじゃろとたかを括っていたら駐車場満車で軽くびびった。

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利用料は 900 円するが、草津に来て一回しか温泉に入ることができないとするならば、大滝乃湯を選んでおけば間違いないと思う。サウナあり、露天あり、湯治場らしく合わせ湯まで備えていて、サウナ好きも、露天風呂好きも、激アツ湯好きも、ここひとつで全部楽しめる。なにより露天風呂の雰囲気がダントツで良い。

気になる泉質はこうだ。旅館では味わうことができなかった煮川源泉。地蔵の湯よりも白濁色が強く、硫黄の香りもより強かったが日によって違うらしい。

源泉名泉質pH泉温
煮川源泉酸性・含硫黄 - アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉pH2.148.5℃

ちなみに煮川源泉は 6 つの主要源泉の中で唯一旅館に配湯されておらず、煮川の湯と大滝乃湯のみで入浴できる貴重な源泉だ。是非楽しんでおきたい。ちなみに今は写真よりも随分と古びた感じだが、雰囲気でてる合わせ湯だ。

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御座之湯

草津を離れる直前に楽しんだ最後の湯が御座之湯だった。ここで楽しめる源泉は万代鉱源泉と湯畑源泉だ。

源泉名泉質pH泉温
湯畑源泉酸性・含硫黄 - アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉pH2.152.7℃
万代鉱源泉酸性 - 塩化物・硫酸塩泉pH1.794.5℃

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木之湯と石之湯は日替わりで男女入替るが、どちらも 2 つの源泉を楽しむことができる。草津を思い浮かべてイメージする湯の香りがまさに湯畑源泉なので、ある意味王道の浴場とも言える。

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ちなみに三湯コンプリートすると認定書をいただくことができる。これも記念になるだろう。

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19 ヶ所の共同浴場について

ここ草津温泉周辺には 19 ヶ所の共同浴場があり、観光客が利用できるのはそのうち 3 湯だけというのを覚えておこう。

浴場名源泉利用時間
白旗の湯湯畑源泉5:00〜23:00
地蔵の湯地蔵源泉8:00〜22:00
千代の湯湯畑源泉5:00〜23:00

草津町民・区民のみが利用可能な残り 16 箇所も記載しておく。2 箇所ほど覗いてみたが、いずれも住民が普通に利用中だった。

浴場名源泉
喜美の湯湯畑源泉
千歳の湯湯畑源泉
白嶺の湯湯畑源泉
巽の湯湯畑源泉
睦の湯湯畑源泉
恵乃湯万代鉱源泉
こぶしの湯万代鉱源泉
躑躅の湯万代鉱源泉
碧乃湯万代鉱源泉
瑠璃の湯湯畑源泉
関乃湯湯畑源泉
凪の湯西の河原源泉
翁の湯湯畑源泉
長寿の湯湯畑源泉
長栄の湯万代鉱源泉

白旗の湯は、湯畑のすぐ隣にあるが意外と見落としがち。ちなみに 5 年前に行ったときには完全に見落としていたのだが、今回はしっかりと湯に浸かっておいた。

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白旗の湯は硫黄分が強く、6つの主力源泉の中で最も白濁している源泉。なんとも古びた浴槽が 2 つあり、片方は 50 ℃の源泉がそのまま注がれる超熱湯。今まで体験した風呂の最高温度が 47 ℃なのだが、間違いなくそれより熱かった。地元住民と思しきおじちゃんが、この湯は熱で菌を殺す効果があると言いながら余裕そうな顔で湯に浸かってたのがヤバい。

湯の効き目としては、ここが一番聞いてる感じがあった。御座之湯でも湯畑源泉は楽しめるが、鮮度が違うというか、まぁ表現が難しいんだけど、明らかに湯のパワーが違う。

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なお 11 回も温泉に使った俺的草津の湯ランキングから結論づけるならば、大滝乃湯と白旗の湯に入っておけば間違いない。次点で地蔵の湯といったところか。

熱乃湯での湯もみショーも観た

前回来たときには見ることができなかった湯もみショー。今回こそは是非とも観ておかねば、という思いで時間ギリギリで飛び込みでチケットを購入。人数制限してるから大丈夫と店員さんが言ってたので安心しきっていたが、超密でびびった。いや人数制限とは一体!?

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背が高いことを活かして上の方から一生懸命動画を撮影してみた。コロナ前は湯もみ体験ができたそうだが、感染予防中のため湯もみ体験は特別な日しかできないとのことだ。残念。

そろそろ書くのも疲れてきたので、観光編は超端折ってしまって湯もみショーでお終いとしよう。

おっと、書き忘れていたので追記しておこう。行く前から買おうと思い探してたアイテムもゲットできた。結局帰り際に長野原草津口駅の売店で見つけることができた。1,650 円もするが 5 回分草津温泉を味わうことができる濃縮液だ。

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いや、草津はやっぱ一泊二日で来るところやね。二泊だとちょっと暇を持て余しそうだけど、日帰りだとだいぶ物足りない。

また数年度に来てみたい。
おしまい。

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