草津温泉を日帰で初体験してきた。満足度が高すぎてスゴイ!(後編)

草津温泉日帰り旅行後編です(前編はこちらからどうぞ)。

湯畑周辺を一通り観光し終えたので西の河原公園の露天風呂へ移動。町並みにあちらこちらに案内看板がでてるので、方向音痴な僕でもマップがなくても大丈夫だった。後編では、この日入った西の川原公園露天風呂、大滝乃湯など温泉の話をメインにしつつ、散策しがてら観光してきた名所について書いていきます。

そして最初に結論を書いておくけど、草津温泉は泊まりで来るべきだ思った。そして寒い時期に来るべきだ。できれば雪が積もっている方が温泉巡りするには良さそうだ。

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西の河原公園へ移動するまでの道草

伊香保温泉と比較しちゃぁ悪いと思いつつも、圧倒的に街が賑わっていて楽しい。まず立ち寄ったのは手作りがまぐち工房。昔ながらの味のある生地で作られたお財布だ。忘れると後で困るので、ここでとっとと娘のお土産にがまぐちを購入。自分用にと名刺入れを買い換えようかと少々悩んだけど、かさばるデザインだったのでやめておいた。

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次に足を止めたのは元祖温泉饅頭専門店「長寿店」。足を止めたというか、試食で熱々の温泉饅頭をまるまる一つ配りまくってて、思わず饅頭を受け取ってしまった。しかもお茶まで。お茶を渡されるので茶碗を返しに店内に入らざるを得ないわけで、まぁ商売の仕方が旨いわけだが、誰も饅頭を買ってない様子だった。商売成り立ってるんか不思議なのだが、温泉饅頭は大変美味しかった。

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お次に立ち寄ったのは片岡鶴太郎のお店。美術館に入る期はさらさらなかったので、さらっとお店だけ覗いてきた。特に欲しいものはなかった。

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お次に立ち寄ったのは草津ガラス「蔵」アクセサリー館。ガラスや石が好きな娘へのプレゼントとしてちょうど良さそうなモノが売ってて正直土産を買うのを早まったと思った。個人的にも食指が動くアクセサリーが売ってたのだが、欲しいと思うのはこの一瞬だと理解してたので購入せず。

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西の河原公園の露天風呂はかなり良かった

なんだか公園にたどり着くまでに随分と時間を使ってしまった。おかしいな、もっとゆっくり温泉に浸かることができる予定だったんだけど、あまりのんびりしている時間はなさそうになってきた。

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西の河原公園に流れる水は全部温泉。まずここに驚いた。辺り一面全部自然の足湯なのだ。全部温泉ということは流れる水は pH2 近くの強酸性なわけで生物は活きられないため魚はいないらしい。

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またもや西の河原公園でも TETA360 を取り出して撮影。上の写真はそんな姿を激写された一枚。何度も言うけど全天球撮影してる人は一人も見かけなかった。

草津温泉、西の河原公園。流れてる水は全部温泉だった。湯量が凄い。ちなみに久しぶりにtheta360を活用してみたけど、やっぱいいな。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

強酸性の温泉でも藻だけは生息可能らしく、緑色に見える部分は全部藻。逆に言うと藻以外は植物も生息できなく岩肌むき出しで公園の何似つかわしくない景観。だもんで「西の河原」とかいて「さいのかわら」と呼ぶらしい。つまり三途の川の「賽の河原」にかけているってことと理解した。

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西の河原を一通り観光し終えてから、いよいよ露天風呂へ。600 円という格安料金なのは良心的。ちなみに観光客には無料の公共温泉を除くと 600 円はかなり格安。

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もらったパンフレットからスキャンした露天風呂の風景。とても開放的な露天風呂で、いままで入ってきた露天風呂の中でも間違いなくトップクラス。しかも日本トップクラスの強酸性とあって、肌は角質が溶けてすべすべする感じで、めちゃくちゃ温泉パワーを感じる。思っていたほど硫化水素臭もせず、かなりお気に入りの泉質だった。

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源泉万代源泉
泉質酸性塩化物硫酸塩温泉 PH1.5
効能神経痛、関節痛、うちみ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、慢性婦人病など

少しぬるめの湯なのだが、掛け流しになってる付近は温度が高めなので、熱湯が好きな人は掛け流し付近に行くと良い。男湯でいえば、一番奥の隅っこが一番熱くて気持ちが良かった。ちなみに万代源泉は草津温泉の中でもマグマに近い高温の源泉で、その湧出温度は約 95 度ととても高い。pH も高く殺菌・抗炎症作用に優れているとのこと。

なお、強酸性なのでゴールドの指輪が超綺麗になった。細かいデザインの溝にたまった汚れも綺麗に落ちた。逆にゴールド、プラチナ以外の貴金属は腐食するので持ち込まないのが良いかと思う。

間違いなく露天風呂を楽しむことをオススメするのが、足湯でも十分気持ちが良い。すべすべの足になること間違いなし。

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次の温泉に入る前に神社巡り

本来、温泉には1時間ほど入る質なんだけど、時間がないので僅か 30 分で西の河原の露天風呂を後にし、火照った体を冷ましながら散策再開。帰りのバスの前に大滝乃湯に入ることを決めていたので、それまでの僅かな時間を使って未だ通ってない路地を散策した。

全然調べていないので寧ろ教えて頂きたいのだが、町中の蕎麦屋がどこも長蛇の列をなしていた。10 割蕎麦が多いで大変旨そうだった。草津は蕎麦が有名なのだろう。毎日お昼に蕎麦を食べてるくらい無類の蕎麦好きなので、本来なら食べておきたいところなのだが残念ながら並んでる時間がないので断念。

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白根大明神を見つけたので参拝しておいた。神社巡りは奥さんが好きなので楽しんで頂けたはずだが、僕はどちらかというと神社には興味がないのだが、長い階段が今日の筋トレ代わりになるかなと思って参拝していく?と提案してみた次第。

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同じ理由で、湯畑近くにある光泉寺にも参拝してきた。しっかりと参拝料はらって鐘もついてきた。

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光泉寺の階段から湯畑周辺が一望でき、ここから望遠レンズを使って写真を撮るとパンフレットに良く載っている写真を撮ることができる。偶然なんだけど、あーこっから撮ってるのかーと理解した。おすすめの撮影スポット。

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随分と長くなってきたので、あとの観光は割愛。またの機会にしようと思う。

最後に大滝乃湯でひとっ風呂浴びてきた

さて、これで最後。汗を流しつつ最後に 1 時間みっちり風呂を楽しもうと思ったけど、40 分ほどしか風呂を楽しむ時間がなくなってしまった。うーん、やっぱり初観光で日帰りは厳しかったか・・・。ちなみに湯畑から結構離れていた。これだけ歩くと娘が同行していたら絶対に機嫌を損ねていたと思うが、夫婦二人での観光なのでそこら辺は気にしなくて良かった。

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大滝乃湯に来たかった理由は合わせ湯を楽しみたかったから。合わせ湯と言えば 48℃ の気が狂ったような温度の湯がある鹿の湯が最強だと思ってるが、ここ大滝乃湯の最高温度は 46 ℃だ。結論から言っておくと温泉戦闘力的には鹿の湯の勝ちだった。

とはいえ、合わせ湯は楽しい。38→42→44→45→46℃と順に温度を上げるように入っていくわけだが、ぬるめの湯に長時間は行ってる人がいるので、だいたい順序通りに行かない。ちなみに大滝乃湯の場合、46 ℃の湯船だけ掛け流しになっているので、湯が動いていて 46 ℃以上に感じるほどめちゃくちゃ熱かった。我慢して入っていられるのは 3 分と行ったところか。45 ℃は湯の流れがないので比較的長く入っていられる。

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源泉は西の河原温泉と異なり、煮川源泉になる。PH 2.1 と酸性の強さも若干劣るが、硫化水素臭はこちらの方が随分強い。楽しみ方が違うので、個人的には優劣つけがたいので、どちらも入っておくべきだと思う。

源泉煮川源泉
泉質酸性硫黄泉 PH1.5
効能神経痛、関節痛、うちみ、ねんざ、やけど、慢性消化器病、病後回復期、美肌、 慢性婦人病な

ロビーに随分昔の温泉番付表のレプリカが置いてあった。ここで西は有馬温泉、東は草津温泉だと知った。

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次回来たときに行っておきたいところ

残念なことに、時間が許さず今回は一番有名であろう「湯もみ」を見ることも体験することもできなかった。やはり一度は見ておきたい。

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そして地蔵の湯に浸かること。ここ草津温泉街には共同浴場がいくつかあり観光客は無料のところもあると前編でも書いたけど、ここ地蔵の湯も無料。なんだかパンフレットに載ってないにもかかわらず賑わってるなーって近くを通ったときに思ったんです。しかも帰り道に横を通ったときには、湯もみのかけ声がしてるではありませんか。あとで調べてみると、時間によっては地元の人が湯もみしてくれるらしいんです。見物用の湯もみじゃなく本物を味わうことができるんです。

しかも無料で。
次来たときには、まずここに来ます。

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とまぁ弾丸で草津温泉に行ってきましたが、とてもとても一回の観光じゃぁ回りきれなかったので、次は泊まりで冬に行こうかと思ってます。

いやー草津温泉、想像の上行ってた。最高に楽しめた。
おしまい。

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