GW連休を避けてロマンスカーで箱根観光してきた

こんにちわ、4月はブログを更新できませんでしたが、今月も無事元気にやってます。

今年のゴールデンウィークは色々な仕事のイベントが重ねって休日出勤を続けていたので、その代休を利用して生まれて初めて箱根観光をしてきました。旅行から帰ってきた本日いつものように朝の NKH ニュースを見ていると箱根山のニュースに衝撃を覚えました。

神奈川県の箱根山について、気象庁は19日未明、火山活動が高まっているとして火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「火口周辺規制」を示すレベル2に引き上げました。その後も火山性地震が観測されていて、気象庁は大涌谷の想定火口域の中では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

箱根山の噴火警戒レベル2に引き上げられ、大涌谷につながる県道は終日通行止め、箱根ロープウェイは終日運休とのことです。18日は震度1の揺れが45回観測されたとのことですが、まるで気が付きませんでした。

結果的に大涌谷もギリギリ観光できるタイミングの観光となりました。ではいつもどおり、旅の日記を綴っていきます。

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生まれて初めてロマンスカーに乗ってみた

そもそも箱根に行く予定も一週間前まで計画すらしていなかった。娘の修学旅行に代休を当てればどこか旅行に行けるな程度で話してはいたけれど、気がつけば一週間前。ま、とりあえず旅行会社に足を運んでおすすめの観光地をいくつか提示してもらい、最終的に箱根に行くことにしました。まぁ遠出すると逆に疲れちゃうってのが大きな選択理由です。

箱根に行く方法は大宮からだと JR で小田原まで新幹線で行く方法と、新宿からロマンスカーで行く方法があります。ロマンスカーに一度も乗ったことがなく乗換なしとの理由でロマンスカーをチョイスしましたが、一度乗った感想から言えば、次からは大宮から新幹線を乗り継いで小田原まで出るルートを次からは選択します。

理由は以下の 3 つです。新幹線のほうが倍くらい交通費がかかるけど楽を選択したいお年頃。

  1. 新宿の人混みが嫌い
  2. 新宿ー大宮間の電車の人混みが半端ない
  3. 意外とロマンスカーは遅くて時間がかかる

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箱根なめてた。人めっちゃ多いよ!

まぁ電車降りた瞬間からうすうす気がついてはいたのですが、平日(金曜日)だというのに観光客がメッチャクチャ多い。全体の 60% は外国人じゃなかろうかという感じ。英語以外のよくわからない外国後が周りを飛び交っていました。

今回の旅行もプランは奥さんに丸任せだったわけで、とりあえず箱根湯本についたら芦ノ湖までバスで移動なのですが、めっちゃ並びました。もうね、余裕でバスなんか座れるでしょくらいにしか思ってなかったんですが、芦ノ湖につくまで余裕で立ちでした。普通に通勤電車並みです。

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ちなみに翌日土曜日はプラスして日本人が加わるので、ほんとメッチャ人多かったです。平日に行かないと時間ばかり浪費するパターンです。

海賊船はまさかの撮影のみに終わる

バスに揺られて約 30 分、元箱根港へ到着。元箱根港周辺で昼食を取り、ぷらぷらと散策して回りました。とりあえず停泊していた二隻の海賊船を撮影。

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もともとの予定ではこの海賊船にも乗るはずだったのですが、まさか最後まで乗れずじまいになるとは、このときは思ってもいませんでした。この箱根海賊船、箱根町港〜元箱根港〜桃源台港の運行でして、箱根園に行ってしまうと戻らないと海賊船に乗れないことに後から気が付きますが、まぁ仕方なし断念することとした次第です。

箱根神社を参拝

元箱根港から箱根神社の平和の鳥居(通称水中鳥居)を望遠にて撮影。この鳥居。湖に向かって撮影するのがインスタ映えするとのことで超人気スポットのようです。

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時系列が前後するけど、神社参拝後に鳥居に足を運んでみたらこの有様。写真を撮りたかったけど早々に待てないと判断して撮影断念。後でネットで調べてみると普通に 30 分前以上は待つようですが、これがまた良い写真が撮影できるようです。興味のある方はインスタで調べてみると良いともいます。

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時系列を戻して箱根神社参拝。箱根神社は開運をもたらしてくださる神様として信仰されておりパワースポットとしても人気の名社とのことです。

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こちらは芦ノ湖の九頭竜伝説を伝える龍神信仰の聖地とされる九頭龍神社。ファンタジー好きにはたまらない写真が撮影できました。

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駒ヶ岳ロープウェイまで徒歩移動

次の目的地は駒ヶ岳ロープウェイ。元箱根港で地元民に聞いたところ徒歩で 20 分程度とのことなので、箱根神社から歩き始めたわけですが 40 分ほどかかりました。歩道もないし車もスピード出して走っているのでズバリ徒歩移動はおすすめできないですね。

汗だくになって駒ヶ岳ロープウェイに到着。途中富士山と芦ノ湖を眺める絶景温泉との看板に心惹かれましたが、ホテルに移動する時間も気にして入浴は断念。

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駒ヶ岳から眺める芦ノ湖は絶景です。ここに来るまでは箱根ロープウェイしか知りませんでしたが、圧倒的に駒ヶ岳ロープウェイのほうが景観が上です。交通の便としても少々不便なところにあるので、人もそんなに多くなく個人的にイチオシの観光スポットです。空気が澄んでいたら富士山も見えるはずなのですが、この日はガスっていて残念ながら富士山を拝むことはできませんでした。

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駒ケ岳山頂には箱根神社の奥宮、箱根元宮がありました。駒ヶ岳は北に霊峰神山を拝し山岳信仰が行われたところであり、聖占仙人が山々の神様を祭祀したことが始まりといわれています。

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プランニングされていたのか奥さんに聞いていないのでわからないけど、なんと箱根神社、九頭龍神社、箱根元宮と箱根の三大神社を参拝できてしまいました。

定期便で湖尻へ移動

薄々このころには気がついていたのですが、今回の旅行、小田急の 2 day 箱根フリーパスを購入してたのですが、これが意外と使える場所が限られてます。駒ヶ岳ロープウェイもここからの船の定期便もフリーパスは使えません。振り返ってみるとちょっとフリーパスの有用性は微妙かな。

ここで 2 つの選択肢で少々悩みました。一旦箱根町港まで戻って海賊船に乗るか、湖尻まで移動して桃源台まで歩いて箱根ロープウェイにのってホテルに向かうか。

こういうときは概ね楽な方を選択したほうが正解だと学んできたので、湖尻まで移動してホテルに向かうことにしました。ということで定期便にのって湖尻へ移動!

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これが大正解。たまたま乗車した便には人が全然乗っていなくてほぼ貸切状態ですごく快適な船旅を楽しむことができました。途中海賊船ともすれ違い、実は海賊船に乗車するより定期便に乗って横切る海賊船を眺めるほうが正解な気がしました。良き写真を収めるという意味で。

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桃源台からロープウェイで大涌谷へ移動

湖尻から桃源台までは徒歩数分。残念ながら一部区間は定期メンテナンスでバスで振替輸送になっており少々不便ですが、今となっては警戒レベル引き上げにて全線運休とのことなので運が良かったです。

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おそらく観光ルートになってるんでしょうね、ここで外国人観光者の団体客の渋滞に巻き込まれました。上りも下りも英語圏以外の人たちで溢れかえってました。乗車したゴンドラも日本人は僕ら夫婦のみで正直良くわからない言語が飛び交っていて居心地は良くなかったです。

あらためて写真だけを見ると北欧のどこかのロープウェイにしか見えないですね、これ。

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なんだかんだ桃源台から 30 分以上かかって大涌谷到着。今となっては立ち入り制限でいけなくなってしまったので、晴れた日に写真撮影できて本当にラッキーでした。

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ちなみに今日現在の大涌谷定点カメラを確認してみたら立ち入り制限で誰もいませんでした。

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とりあえずこの日はホテルチェックイン(というか夕飯の予約)時間が迫ってきたので、とりあえず名物の黒たまごを買って記念撮影して早々に大涌谷を後にしましたが、今思い返せばもう少しこのまま観光していれば二日目のプランも違ってきたかもしれません。

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ケーブルカーを使って強羅へ移動

実はケーブルカーは 20 分おきにしか走っていないことを 2 日目に知ることになるのですが、たまたますぐに乗車できて強羅まで移動。一見すると単なる電車そのものなのですが、よくよく見ると線路にケーブルがありました。見た目以上に結構な勾配があります。

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10 分程で強羅駅到着。若干チェックインまで時間があったのでブラタモリでも放映された強羅公園にでも言ってみようかと足を運ぶも閉園時間でした。

宿泊は季の湯雪月花

仕方がないのでホテルへ移動。迷ってしまいそうなのでホテルは駅近でチョイスしました。強羅駅から 3 分と聞いていたので Google マップを開いてナビりましたが、実は駅目の前でナビる必要もありませんでした。

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いつもビジネスホテル系での宿泊なので久々に良さげな雰囲気で期待感が膨らみます。

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お部屋は落ち着いた和室。各部屋には露天風呂も配備されていますが、湯は温泉ではありません。大浴場の温泉には外国人はほぼいなかったので、外国人の方々は部屋の風呂を利用してると思われます。

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大浴場の温泉は、強羅温泉を源泉としてナトリウム塩化物泉で無色透明です。予約不要の貸切風呂も 3 つありますが、夜は常に埋まってる状態が続くので、早朝に行くのがおすすめです。ちなみに貸切風呂はめちゃくちゃお湯が熱くて熱湯が好きな僕でも長湯できないほど熱かったです。

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お食事は夜は懐石、朝は和食でした。乳製品が苦手と伝えておいたら代替メニューにしてくれました。夜も朝も料理のボリュームが凄くてお腹がはちきれそうです。わずか一日ですが確実に太ったと思います。

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チェックイン時にはお菓子バイキングがあったり、深夜は夜鳴きそばがあったり、モーニングにはコ無料コーヒーがあったり、温泉から出たら氷菓子があったりと、かなりサービスが良いホテルでした。おすすめです。

この日はビールも飲んだし、疲れていたのでお風呂から出て一休みしたつもりが、気がついたら朝でした。さすがに朝の 5:00 に目が冷めてしまったので、朝風呂を長時間楽しみました。

再び大涌谷へ行ってみる

朝方は雨が降っていて、こりゃー今日はあかんなーと思いきや、ご飯を食べ終えた頃には雨も上がり天気予報も晴れ予報なので、再びほぼ素通りしてしまった大涌谷に行ってみることにしました。

この日はケーブルカーとのタイミングがうまくあわず、結構な待ち時間をくらいました。

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バスを乗り継いて大涌谷到着。黒たまごを作っている黒玉子茶屋へ行こうと思って馳せ参じたわけですが、そもそも入場規制がとうの昔にかかっていました。昨日、もうちょい確認しておきべきでした。というかネットでちゃんと調べておくべきでした。

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仕方がないので望遠レンズで写真を撮るだけでおしまいです。せっかく来たので箱根ジオミュージアムを観てきました。

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気がつけばあっという間に 11:30 を回ってしまっており、15:37 の電車を考えると、もはや次行くところが最後の観光スポットになりそうです。

彫刻の森美術館へ行ってみた

というわけで、箱根湯本へ戻る方向で観光スポットを考えないとタイムオーバーになりそうなので、離れる方向の箱根ガラスの森美術館は諦め、彫刻の森美術館へ行くことにしました。

バスで大涌谷を離れ、ケーブルカーで強羅へ移動し、登山鉄道で彫刻の森駅まで移動です。登山鉄道は途中に 3 箇所のスイッチバック(切り返し)があり、その道に興味がある人には大変ワクワクする鉄道に違いありません。ブラタモリでもタモさんが興奮してたのを思い出しましたが、普通に途中から爆睡してしまいました。

ケーブルカーなどの待ち時間含めて想定外に時間を要し、約一時間かけて 12:40 に彫刻の森美術館に到着。

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この彫刻の森美術館ってのが、めちゃくちゃ広くて、とにかく歩き回ります。普通に一周して回るのに一時間半かかりました。いつもの 7km のウォーキング以上に疲労感を感じました。相当広いです。

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おそらく目玉の展示物はピカソの作品なのですが、正直抽象的な作品は理解に苦しみ良さが全くわかりませんでした。

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展示物で一番すごいと思ったのが、この大きな塔。塔の最上階から眺める景色は、高所恐怖症の僕には怖すぎてただただ腰が引けばかりでした。

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でも一番の見所は上から見下ろす景色ではなく、中から見上げるステンドグラスです。メチャクチャ綺麗でした。

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時間もそろそろヤバイとのことで 14:00 になり美術館をあとにし、箱根湯本へ移動しました。

箱根湯元はほぼ観光できず

再び登山鉄道にのり箱根湯本に移動。目的は本当は初日到着したらすぐに食べに行きたかった鯛ラーメンのお店。14:30 でオーダーストップとのことなのでギリギリいけるかいけないか。

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時刻は 14:40 、もう流石に駄目かなと急ぎ足で店に向かうと、ちょうど営業中の看板をしまうところ。店のオーナーのご厚意で注文 OK になり鯛ラーメンを食すことができました。動物系のだしを使わず昆布と鯛のダシが効いたラーメンはかなりうまかったです。

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本当は箱根湯本で温泉に使ったり、ゆっくり街を散策したかったのですが、足早にお土産を買ってアイスクリームを食べるくらいしか時間が残っていませんでした。あっという間に帰りの発車時刻となり、ロマンスカーで箱根とはお別れです。

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振り返ってみると、なんだかんだ言ってやりたかったことは概ね消化できた旅行でしたが、箱根は見るところが多くて一泊二日では全然足らないことがわかりました。

次に箱根観光を計画するときには、箱根湯本だけにするとか、もうちょっと的を絞って来てみたいと思います。個人的には箱根七湯というくらいなので、温泉をもっと楽しむ旅を次は計画したいなと思う次第です。

いずれにしても火山活動が落ち着いて規制が解除されてからがベターですね。
おしまい。

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