トロトロの湯を求めて越谷天然温泉ゆの華に行ってみた

ゴールデンウィークもいよいよ最終日。武甲温泉が求めていたヌルすべの湯でなかったことが大変心残りであり、最後になんとか求める湯に浸かっておきたい。

そんなこんなで夜な夜なググっていたわけだが、僕が追い求めている湯は湯に浸かると肌がとろけるようなトロリとした肌触りの湯であり、どうやら温泉界隈では「ヌルスベやツルツル」という表現ではなく「トロトロ」と表現するらしい。うむ、日本語って難しいな。

ここにきて初めて泉質・成分・特徴について勉強してみた。これについては後述するとしよう。

その勉強の結果、求める「ぬるぬる、とろとろ」の湯は、どうやら自宅から最も近いのが越谷天然温泉ゆの華というところのようだ。自宅から来るまで 35 分程度の距離なので、少々遠いが午後一番に思いついて夕方に戻って来れる距離ではある。

ということで 13:00 から車をひとっ走りさせ行ってみた。

外観はお世辞にもおしゃれとは言い難く、今にも潰れてしまいそうな健康ランドといった感じなのだが大丈夫だろうか?と思ってしまうのだが、幸いにも駐車場は第2駐車場まで満車で賑わってるようだ。

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三大美人泉質

三大美人泉質の泉質・成分・特徴についてまとめてみた。三大美肌(美人)の湯とも言うらしいが、アルカリ性をプラスして四大美肌(美人)の湯と言うらしい。

温泉の効果が公式に認められているのは療養泉のみで、その泉質は 10 種類(単純泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、含鉄泉、酸性泉、含よう素泉、硫黄泉、放射能泉)に大別されているようだ。そのうち美肌効果があるとされているのが、「炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉」であり、三大美人泉質と呼ばれるようだ。ここに 10 分類とは異なるが美肌効果があるアルカリ性を加えて四大美人泉質と呼ぶそうだ。

調査が充実してきたら別ページにするとして、とりあえず本日勉強した 10 種類の泉質についてまとめてみた。

単純泉定義:温泉水1kg中に含まれる溶存成分含有量が1000mg未満の温泉。
肌ざわりがやさしく日本列島で最も多い泉質。多くは無色無臭で刺激が少ない。
塩化物泉定義:単純泉でなく、塩化物イオンを主成分とする温泉。
汗の蒸発をふせぐ効果により保温効果が高く湯冷めしにくい。塩分を多く含むため舐めると塩辛い。
炭酸水素塩泉(重曹泉)定義:単純泉でなく、炭酸水素ナトリウム含有量が340mg以上の温泉。
角質を除去する効果があり、成分が多い場合は肌がヌルヌルする。独特な薬臭や金気臭がすることもある。
硫酸塩泉定義:単純泉でなく、硫酸塩を主成分とする温泉。
保温効果が高く湯冷めしにくく、肌の再生を促しハリと潤いが戻る。独特な匂いを感じる場合もある。
硫黄泉定義:温泉水1kg中に硫黄含有量が2mg以上の温泉。
殺菌効果が高く美白効果がある。硫化水素を含む場合たまごが腐ったような独特の匂いがある。
二酸化炭素泉定義:温泉水1kg中に遊離炭酸を1000mg以上含む温泉。
血行不良の改善が期待され体が温まる。溶け込んだ炭酸が肌に気泡として付着する。
酸性泉定義:温泉水1kg中に水素イオンを1mg以上含有する温泉
殺菌効果や肌を剥がすことによる新陳代謝の促進。肌がピリピリと刺激を感じる。酸性成分由来の刺激臭がする場合がある。
含鉄泉定義:温泉水1kg中に鉄イオンを20mg以上含有する温泉。
貧血や月経障害、更年期障害にも効果がある。鉄臭い匂いがする。空気に触れると鉄分が酸化し茶褐色になる。
含よう素泉定義:温泉水1kg中によう化物イオンを10mg以上含有する温泉。
殺菌作用と酸化力があり、飲用することで高コレステロール血症へ効果がある。茶褐色の湯であり薬臭い匂いがする。
放射能泉定義:温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー以上含有する温泉
免疫力をあげる効果がある。微量のラジウムやラドンの原子核崩壊によって生じる放射性同位体が含まれるのが特徴。

アルカリ性 = ヌルヌル・すべすべは誤認識!

ヌルヌル・すべすべ感の指標としてアルカリ性の強さを見ていたが、どうやらヌルヌル感は炭酸水素塩泉の方が重要な指標であるようだ。加えて、天然の保湿成分ともいわれるメタケイ酸がトロトロの湯には非常重要な成分だということも知った。50mg 以上で美肌の湯といわれ 100mg を超えると美人の湯といわれるそうだ。

越谷湯の華はトロトロの黒湯

いつもの通り源泉表を書いてみた。勉強した炭酸水素イオンは 822.5mg もありかなりのヌルヌル感が期待できる。メタケイ酸も 90.7mg とこちらも基準の 50mg を超えており美人の湯のレベルに達する。

泉質ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉)
湧出形態堀削動力揚湯
泉温出量39.2度 430トン/日(29.9kg/毎分)
pH8.08
成分統計2.236g/1リットル
効能慢性消化器病・神経痛・筋肉痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身・くじき・痔疾・冷え性・病後・回復・健康増進

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源泉かけ流しの露天風呂はまさしく求めていたトロトロの湯だった。湯はかなり独特で透明度約 30cm ほどの黒湯(かなり濃い茶褐色)。モール臭がするかと思いきや匂いはほぼ無臭。軽く舐めてみると若干の甘みを感じるなんとも独特な湯であった。香りは全く別物だが、日常よく使う入浴剤温素琥珀の湯の規定分量の 2 倍入れた時の色とヌルヌル感にかなり近い。

泉温 39.2 度のため加温かけ流しの露天風呂と、非加温のかけ流しの露天風呂がある。

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非加熱のかけ流しは薬草湯のすぐお隣。この写真だと右端に切れてしまっているが、奥に打たせ湯がある。温度が低いため基本みんな長湯であり、なかなか場所が空かない。そういう僕も思わず 15 分ほど長湯をして場所を占有してしまった。珍しく熱湯より低めの湯の方が良いと思った。

なお薬草湯の匂いはかなり強烈。こんなにも良いトロトロ湯なら源泉に浸かればよいのに...と思うのだが、ご老人たちは薬草湯がお気に入りのようだ。話から察するに常連客のようだ。

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内湯は the 昭和の健康ランドと言わんばかりの作りで、沸かし湯のジェット系中心だ。露天風呂の湯が良すぎるが故に、ジェット湯を除き内湯に浸かってる人は誰もいなかった。

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1 階のサウナはタワー型高温ドライサウナ。残念かな若干狭めで清潔感に少々欠ける感じだった。びっしょり濡れたタオルケットに尻をつくのは少々気が引けたが、結局ガッツリ 15 分汗をかいてきた。水風呂は入りやすい 17 ℃設定だった。
もうちょいマメにタオルケットを交換してくれると嬉しいなと言うのが正直な感想。

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風呂は毎日男女入れ替え制

1, 2 階に別れた風呂は毎日男女入れ替え制で、この日は 1 階が男風呂だった。1 階のサウナはタワーサウナ、ソルティサウナに 2 種類で 2 階のサウナは遠赤外線サウナ、ソルティサウナの 2 種類ようだ。今日はソルティサウナは思いっきり見逃したようだ。情報によればサウナは 2 階のほうが満足度が高いとのこと。逆に露天風呂の源泉かけ流しは 1 階の方が成分が濃いようで、満足度が高いそうだ。

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2 階の露天風呂はこんな感じ。タイル張りはあまり好みではないな。

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2 階の内湯はこんな感じ。内湯はこちらのほうがゴージャスそうだ。

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the 昭和の健康ランド的フロア

入浴料はチケット制。なんか久々にこういうの見た。よく見なかったが、温泉にしては異様にメニューが多すぎやしないかい?

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フロントも簡素な作り。温泉成分表はフロント横に貼り付けてあるので見逃しそうになった。

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こちらお食事処と休憩室。うーむ、昭和の香りがする。

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俺的埼玉温泉ランキング

泉質があまりに良く、自分が求めていたものが強アルカリ性ではいと気が付かせてくれた温泉だ。これはランキングを更新せざるを得ない。

作りは古臭く、今どきのスーパー銭湯の清潔感あふれる若者向けおしゃれな雰囲気のかけらもないが、泉質重視で決める俺的ランキングでは上位に食い込んできた。泉質のタイプが全く異なるが、百観音温泉に行くか、ゆの華に行くか、今後迷うことであろう。

1位花湯スパリゾート雰囲気は第2位、泉質が好み、結構遠い。
2位百観音温泉47℃の熱湯、温泉成分の濃さ、泉質が好み、1時間圏内の距離。
3位越谷ゆの華温泉求めていたトロトロの湯が最高。設備は古い。1時間圏内の距離。
4位雅楽の湯雰囲気は堂々の第1位、泉質は好みでない、結構遠い。
5位清河寺温泉雰囲気は第3位、泉質は並評価、1時間圏内の距離。
6位小春日和歩いていける、安い、泉質は並評価
7位スパハーブス岩盤浴・ロウリュウが良い、温泉は塩素臭い

もしもだ、ここが今どきのおしゃれなスーパー銭湯に生まれ変わったとしたら、めちゃくちゃ流行ると思う。それくらい温泉パワーに溢れる良い湯だった。湯だけで言えば今まで行った埼玉県内の温泉では No1 で好みの湯だな。

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