花粉症の薬アレサガテープを3年間服用してみた効果と副作用まとめ

花粉症に悩まされてるみなさん、こんにちわ。
そろそろ花粉の時期も終わりますね。お疲れさまでした。

コロナ感染症が始まってからは外出時は年中マスク着用するようになり、リモートワーク中心になり、そもそも外出することもめっきり少なくなったことが幸いし、ここ数年は花粉症の症状はかなり緩和されてます。

同じような方は意外と多いと推測するのですが、いかがでしょうか?

さて、ここ数年間は花粉症の話題を一切してきませんでしたが、実は新薬はほぼ全て試してました。今回ご報告するのはアレサガテープという抗ヒスタミン薬では世界初の貼付剤です。

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アレサガテープの特徴

2018年4月に販売開始となったアレルギー性鼻炎(花粉症)の新薬。製品名はアレサガテープ。一般名称はエメダスチンフルフマル酸塩経皮吸収型製剤。同成分の飲み薬としてレミカット、ダレンがある。

エメダスチンフマル酸塩を有効成分とする久光製薬株式会社(以下、当社)が開発 した世界で初めて承認された経皮吸収型アレルギー性鼻炎治療剤。経皮吸収型製剤であることから、血漿中薬物濃度を維持することが可能であり1日1 回の服薬で24時間安定した効果が期待できる。嚥下能力が低下した患者や誤嚥リスクのある患者へも投与可能であること、患者の服薬状況が家族及び介護者にも目視で確認できること(貼付忘れや過剰投与の防 止)、食事による投与タイミングの制限はないこと、及び服薬回数が1日1回であることによる服薬アドヒ アランス向上などが期待できる。

有効成分

エメダスチンフマル酸塩 4mg / 8mg

効能

第2世代の抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬)として、アレルギー性鼻炎に効く。比較的速効性で、持続時間も長く、服用後まもなく効果があらわれ、特にくしゃみや鼻水に効果が高く、鼻づまりにもそこそこに効きます。

処方および用法

通常、成人にはエメダスチンフマル酸塩として1回4mgを胸部、上腕部、背部又は腹部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。なお、症状に応じて1回8mgに増量できる。また本剤は経皮吸収型製剤であることから、食事の有無及び食事時間に配慮する必要はない。

禁忌(使用上の注意等)

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 合併症・既往歴等のある患者へは慎重に行う
  • 長期ステロイド療法を受けている患者へは慎重に行う
  • 肝機能障害患者へは慎重に行う
  • 妊婦、授乳婦、小児、高齢者へは安全性が確立していない

副作用

  • 皮膚適用部位の紅斑、そう痒感、発疹
  • 眠気、脱力感、倦怠感
  • 頭痛・頭重感
  • 口内の渇き

薬物動態

健康成人男性20例に本剤(エメダスチンフマル酸塩として8mg)を胸部、上腕部、背部、腰部又は腹部に24時間単回投与したとき、投与部位間におけるAUC0-tの幾何平均値の比の推定値は、胸部に 対して上腕部で0.930、背部で1.000、腹部で0.923、腰部で0.740であった。腰部へ投与したときの AUC0-tは、胸部、上腕部、背部及び腹部へ投与したときよりも低かった。

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個人的な効き目(薬の強さ)

ここ数年の間の出来事を軽く振り返ると、舌下免疫療法を試そうとするも毎日通えるかと念押しされ、約束できないと答えたら治療を断られた。

それならばと、ちょいと離れたレーザー手術治療を行っている有名な耳鼻科へ行ってみたところ、鼻詰まりにはレーザ治療はよく効くけど、あなたのような鼻水タイプには期待しているほどの効果は得られないと思うけど、どうします?と言われてレーザ手術治療も断念。

そのときに処方してくれたのが、その時新薬として出たばかりのアレサガテープ。同じ成分の飲み薬としてレミカットがあるけどレミカットより良く効きました。本来眠気が強いとされているアレサガテープですが、8mg タイプにも関わらず僕の場合はほぼ眠気を催すことがなく、運良くマッチする薬だったようです。

飲み薬よりよりも内臓に負担をかけず、安定した血中薬物濃度を維持し効果を持続させることが期待されていると説明を受けましたが、実際丸一日効果を発揮してくれました。

ここ最近の薬の使用歴を踏まえて、最新の花粉症の薬の効き目ランキングを更新してみました。花粉症の薬 強さ(効果)と眠気(副作用)を俺的人体実験での効果、昔の記憶による効果を頼りに、独断と偏見で人体実験した鼻炎薬効き目ランキングです。

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個人的な副作用

アレサガテープ、そんなに良いの?と思わせてしまいましたが、実のところ今年はザイザルに戻りました。理由は単純明快、貼った場所が必ずかぶれるからです。かぶれの症状が収まるには 2-3 日を要します。

右腕に貼ったり、左腕に貼ったり、肩に張ったりと、貼る場所を毎日変えても今日はどこに貼ろうか...と悩むのが嫌になりました。皮膚の炎症が毎回出るので、マイザー軟膏というかゆみ止めを処方してもらいましたが、塗り薬塗ってまでねぇ〜面倒ですよね。

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記事を書いてて気がついた。よく考えたら、アレサガテープのランキングは実は単体での性能ではないなー。一緒に飲んでくださいと言われて処方された薬が2つありました。

ポララミン(d-クロルフェニラミンマレイン酸塩)とキプレス(モンテルカスト)も飲んでます。冷静に考えてみると、ポララミンの効果でよく効いてるのかもしれない!( ー̀ωー́ ).。oஇ

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結論

皮膚の炎症という副作用に悩まされたので、効いたけど今年ザイザルに戻りました。アレサガテープ 8mg が 50 枚くらい在庫ができちゃいました。多分この薬に戻ることはもうないけど、持続性の観点ではかなり優れた薬だったという印象があります。ザイザルの効きが悪くなってきたなーと感じるようになったら在庫のアレサガテープに戻ろうとは思ってます。

アレサガテープ、ポララミン、キプレスの組み合わせは 3 年間続けた組み合わせで、非常によく効く組み合わせでした。

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