娘が学校で必要だというのでカシオの電子辞書 XD-SX4800 を購入した
せっかくの夏季休暇にも関わらずコロナ感染を避けるため、今年は帰省せず自宅で大人しくしている今日このごろ。
さて、今回は電子辞書を購入したという話。
学生の頃を思い返してみると、自分が通っていた高校では電子辞書の持ち込みは禁止だったと記憶しているが、昨今は事情が異なるようだ。もっとも高校それぞれ規則が違うだろうが、娘が通っている学校は電子辞書持ち込み OK どころか、寧ろ積極的に授業では電子辞書を使うようだ。いまどき紙の辞書を使っている生徒はほぼ皆無だとか。というか電子辞書どころかスマホも持ち込み OK だそうで、まぁ校則は自由な方だと思う。
『電子辞書がほしい、みんな持ってる』と聞いた時、スマホを辞書として使えばいいじゃん!と思ったりしたわけだが、スマホは授業中は使用禁止らしいので、電子辞書購入やむなしという結論で、独断と偏見で電子辞書を選定させて頂くことに。
いろいろ選定に悩んだ結果、カシオの電子辞書 XD-SX4800 ってやつを購入。娘いわく、みんなが持ってるのと同じだそうだ。
電子辞書はシャープかカシオの二択
電子辞書を買うのは初めてなので、とりあえず価格.comで商品ラインナップの調査。カシオとシャープの寡占状態の市場であることは理解した。そりゃ周りのみんなが持ってるのと同じってのも頷ける。何しろ周りのみんなもシャープかカシオのいずれかを持っているわけだ。
とりあえずシャープかカシオか、どちらを買うべきかを決めることにした。いろんなブログや特集記事なども大いに参考にさせていただいたけど、処理速度の比較やら、画面の鮮明さの比較を見せられても、正直良くわからん。そりゃパソコンみたいに処理が速いにこしたことはないし、画面が見やすいほうが良いに決まっている。
が、電子辞書なんだから、収録されている辞書が重要だと思う。そこでカシオとシャープの売れ筋モデルで収録辞書を比較してみた。一番良く使うであろう英語系辞書はほぼ同じスペック。高校で国語系辞書を使うケースは余り思い浮かばないけど、大辞林か広辞苑かは大きな違いかと思った。
シャープBrain PW-SH7 | カシオ XD-SX4800 | |
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ハードウェアスペックの違い
同じモデルでハードウェアスペックを比較してみた。一番の違いはカシオが乾電池式なのに対してシャープは充電式というところ。個人的には利便性から充電式一択。充電式の乾電池はあるものの乾電池という時点で面倒臭さが勝る。
カラーバリエーションはカシオはどことなく Nintendo 3DS っぽい配色。
シャープ PW-SH7 | カシオ XD-SX4800 | |
---|---|---|
サイズ | 152.4×94.5×18.4mm | 157.5×101.0×18.4mm |
液晶画面 | 5.5型タッチパネル | 5.7型タッチパネル |
重量 | 約265g | 約290g(電池込) |
本体メモリ容量 | 200MB | 500MB |
電源 | リチウムイオン充電池 | 単3形アルカリ乾電池 |
色 | 白,黒,ネイビー,レッド,バイオレット | 白,黒,グリーン,ブルー,オレンジ |
見た目的には好みが分かれるところだと思うが、PW-SH7-Wは折りたたんでタブレット風になるのが特徴。ちなみに娘と奥さん的にはデザイン的にはカシオだなとの意見。
シャープ 電子辞書 BRAIN 高校生モデル PW-SH7-W
カシオ計算機 XD-SX4800WE 電子辞書 EX-word XD-SX4800
広辞苑、大辞林の違いと特徴について
国語系辞書は広辞苑、大辞林、大辞泉が日本の三大中型辞典と言われているそうだ。こうやって比較すると個人的には新語も豊富に記載されている大辞林が良さそうな気がするんだけど、、、
広辞苑 | 大辞林 | 大辞泉 | |
---|---|---|---|
出版社 | 岩波書店 | 三省堂 | 小学館 |
項目数 | 約25万語 | 約25万語 | 約25万語 |
語釈の掲載順序 | 語源に近い意味から列挙 古文などの理解を深めることに役立つ |
現代の意味から列挙 意味を素早く調べることに役立つ |
現代の意味から列挙 意味を素早く調べることに役立つ |
カシオの 2020 年モデル XD-SX4800 を購入
国語系辞書なら広辞苑でしょ!の奥さんの鶴の一言と、本人的にもカシオのほうが好みのデザインであることとから、カシオ系の電子辞書を購入することが決まりました!
あとは型落ちモデルにするか、最新モデルにするか、しばらく Amazon のボタンをポチるのを悩んだのですが、本体メモリ容量が 2019 年モデルは 200MB であることに対して、2020 年モデルは 500MB とメモリが増強されていました。正直搭載されている辞書には目立った差もないため、値段がお得な旧モデルでもいいかな?と思ったりしたのですが、大概こういうときは最新モデルと買っておいた方が後悔しなくて済むというもんです。
というわけでカシオの 2020 年モデル XD-SX4800 に決定!
カラーバリエーションは本人の希望によりオレンジとなりました。幸い学校でもオレンジを持っている人は少ないそうで良かったです。それにしても見た目はおもいっきり 3DS っぽい。
裏面からみるとこんな感じ。まぁ至ってシンプル。
白い部分にアルカリ乾電池を 2 本セットします。できればバッテリーが良かったんだけどな。
右サイドはペン、USB、SD カードスロットがあります。USB 給電できるけど、わざわざ USB ケーブルを挿して辞書は使わないだろうなーという印象。ポータブルであることが重要だもんな。
正面から見るとこんなイメージ。個人的には見慣れた UMPC (ウルトラモバイル PC)っぽさを感じるけど、キー配列がこれまた特殊ですね。PC になれてるとスペースと決定を間違えそう。
画面の発色は思っていたよりも随分良い。今どきのスマホの画面に比べると発色具合は落ちる印象があるけど、十分文字がきれいに見える程度の解像度は保たれてる印象があり、必要十分な画質は担保されてる印象。
加えて、キー入力の反応や画面の切り替えはサクサクで使っていてストレスがない。そういえば辞書だから速度は二の次だ的なことを前述したけど、ありゃ嘘だ。サクサク感は正義。
使ってみるとストレスの無さがじわりと効いてくる気がする。そういえば、購入するときに見かけた joshin の電子辞書比較記事に XD-SX4800 と PW-SH7 の動作速度の比較動画が乗ってたのを思い出して、改めて見てみたけど、結構反応速度は違うようだ。こりゃカシオ買っておいて正解だった気がする。
今どきっぽく WiFi 機能なんかも搭載している。コンテンツダウンロード用の機能らしいけど、追加コンテンツなんかもいらないくらい充実してるので、まぁ当面使うことはない機能っぽい。
そんなこんなで我が家もついに電子辞書を購入したわけですが、特に不満もなく使ってくれてるようなので買い物的にはカシオの電子辞書 XD-SX4800 は正解だったと思ってます。
おしまい。
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