1万円で買えるファーウェイ MediaPad T1 7.0 をレビューしてみる
ファーウェイの P8 lite と TalkBand B2 のモニター生活の最終編です。今回のブロガーイベントはファーウェイの格安スマホ P8 lite とウェアラブル・ガジェット TalkBand B2 がもらえちゃう大盤振る舞いの太っ腹企画というのは先のエントリでご説明したとおりなのですが、参加者全員を沸かせた太っ腹企画がもうひとつ隠されていました。
なんとなんと追加でレビューを書くだけで同社の格安タブレット MediaPad T1 7.0 までプレゼントしちゃいます企画が最後にありました。
いやね、会場について机に置かれている受領書が2枚おいてありまして、事前に告知されていなかった謎の MediaPad T1 7.0 の記載を見て、これはもしかして!?と期待はしていたのです。
いや、これは嬉しいですね。ヽ(=´▽`=)ノ
MediaPad T1 7.0 はどんな製品?
コンセプトはズバリ1万円で購入できる格安タブレット。本体価格は 9980 円(税別)です。税込みだと1万円ちょっととびでちゃうけど、とにかく安い!
謳い文句は、「初めてのタブレットや2台目の方にぴったりのシンプル&リーズナブルなモデル」です。
タブレット比較:MediaPad T1 7.0 VS Nexus7 (2012)
自宅にあるのは Android 系のタブレットは Nexus 7 (2012) です。2012 年なので実に 3 年も前のタブレットです。3 年も前のタブレットとの比較だから格安といえども、さすがに MediaPad の勝ちかな?と思ってましたが・・・むむむ!!
こいつはいい勝負です。重量、サイズ、背面カメラを除けばよく似たスペックです。
MediaPad T1 7.0 | Nexus7 2012 | |
---|---|---|
OS | Android 4.4 | Android 4.4 |
CPU | Spreadtrum SC7731G | NVIDIA Tegra 3 |
1.2GHzクアッドコア | 1.3GHzクアッドコア | |
GPU | Adreno 305 | NVIDIA GeForce ULP |
RAM | 1GB | 1GB |
ROM | 8GB | 8GB/16GB/32GB |
SDカード | microSDHC 32GBまで | - |
液晶 | 1024 x 600 | 1280 x 800 |
カメラ | 200万画素(OUT) | - (OUT) |
200万画素(IN) | 120万画素(IN) | |
無線LAN | 802.11 b/g/n | 802.11 b/g/n |
サイズ | 191.8 x 107 x 8.5mm | 198.5 x 120 x 10.45mm |
質量 | 278g | 340g |
バッテリー | 4100mAh | 4325mAh |
ジャイロセンサ | - | ○ |
加速度センサ | ○ | ○ |
GPS | ○ | ○ |
NFC | - | ○ |
MediaPad T1 7.0 開封の儀
お約束の開封の儀ですが少々省略気味でご紹介。
流石に今どきのタブレットなので、ベゼルも狭く Nexus7 (2013) によく似たスリムな7インチタブレットです。手に収まりやすく Nexus7 (2012)とり圧倒的に持ちやすいです。
背面はシルバーとホワイトのツートンカラー。シルバーの部分の素材はアルミマグネシウム合金が使われています。持った感じ若干ひんやりした感触があります。
MediaPad T1 7.0 をオススメしない理由
頂いたものなので悪く言うのは心苦しくも有りますが、今までのスタンス通りビシバシ指摘していきます。
ズバリ、僕なら絶対買うことがない端末です。
最大の理由は、家電は良い物を買うがポリシーなので、そもそも購入対象外なわけなのです。
公平に見てそのポリシーを抜いてみた場合でも、やはり選択することがなさそうです。なぜなら名機 Nexus7 2013 の WiFi/16GB モデルも中古価格で 1.5 万円で手に入る時代だからです。僅か 5000 円出すだけで現役バリバリに使えるタブレットを手に入れることができます。もう少し奮発すれば LTE が使えるモデルも買うことができます。
とりあえずお約束の AnTuTu でベンチマークをとってみました。むっはぁ遅っせぇ!ベンチマーク結果は 17116 でした。ちなむに Nexus 7 (2012) は 17992 です。なんと負けてしまいました。ほぼすべての数値が少しずつ負けてる感じです。
これは頂けない。利用用途をネット、SNS、動画閲覧程度に限定する必要がありそうです。まぁ商品コンセプト通りではありますけど。
そして速度以上に気になったのが液晶の解像度。
なぜに 1024 x 800 にしたし!もう少しだけ原価高くなっても 1280 x 800 を搭載すべきだと思います。なぜなら文字が潰れてしまうからです。
ブラウザのデフォルトページにで設定されているファーウェイのサイトも文字が小さくて非常に読みづらいです。
多少大きめのフォントの部分は、まぁ読めます。ですが解像度が全然足りないので文字がぼやけて目がつかれます。タブレットを横にして見た場合、まぁ普通に読めるようになります。そういった意味で動画は苦なく見ることができました。
そして最後にもう一つ辛口コメント。
タッチパネルの品質が悪いです。摩擦が非常に大きく指が引っかかります。これがかなりのストレスになります。普段 iPad mini を使っている奥さんにちょっと使ってみてもらったのですが、はじめのコメントが指が滑らず使いづらいでした。僕と違い普通のカテゴリのユーザとしても、そのような意見を最初に持ってしまったようです。快適に使うには滑りの良い保護シートを貼ったほうが良いと思います。
とまぁ随分な言いようだなと自分でも思うほどホント申し訳ないのですが、公平にユーザ目線で思ったことをそのままレビューとして書きました。
1万円で買えるタブレットというコンセプトは非常にチャレンジングな試みであり消費者メリットも高いわけですが、次の製品ではもう少し頑張って欲しいところです。
こぼれ話
そもそもこの MediaPad T1 7.0 プレゼント、イベント企画当初はなかった模様です。ツイッターでファーウェイを検索してたら見つけた公式メッセージ。
まさかの1イベントで3製品がプレゼントされるという大盤振る舞いと理由がわかりました。そういう事情だったのですね。www
今回で頂いた製品のレビュー記事はおしまいです。ご高覧有難うございました。
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