全国旅行支援を使って超お得な一泊二日の万座温泉旅行に行ってきた

全国旅行支援が開始となり、旅行会社サイトがメチャクチャ混み合っていて繋がりにくい、予約が全然できない、支援が速攻で終わってしまってどうなってるんだ!💢怒りMAX💢
なんてニュースをよく見かける今日このこの頃、お得に度に出かけたいですよねぇ〜

というわけで、全国旅行支援を使って一泊二日の万座温泉旅行に行ってきました!

10月11日から全国旅行支援が開始となる情報を得るや否や各旅行会社の準備も整わぬ間に、10月11日出発の一泊二日の旅行を申し込みました。こういうのは間違いなく無理くりにでも開始すると確信してたからです。仮に支援対象にならなかったとしても、日々の疲れを癒やしに普通に温泉旅行に行ったと思えばいいや程度に考えてもいました。

行き先は万座高原ホテル。チョイスの理由は 4 つの異なる源泉を楽しむことができ、海抜 1800m での満点の星空を眺めながらの露天温泉が最高に良いらしいという情報に惹かれたからです。加えて送迎バスがあるので移動手段で困らなさそうってのも大きいです。自分の中では湯治旅なので、ひたすら風呂に入るのが主目的ですが、旅程は概ねこんな感じでした。

  1. 朝 8:00 前の新幹線で大宮から軽井沢へ移動
  2. ホテルの送迎バスで 90 分程かけて万座高原ホテルへ移動
  3. ひとっ風呂浴びる
  4. 近くの熊四郎山見晴台に登って万座温泉全体を一望する
  5. 姉妹宿の万座プリンスホテルでひとっ風呂浴びる
  6. ひたすら風呂に入って一日過ごす
  7. 翌日、送迎バスで軽井沢まで移動し、アウトレットをぷらついて帰る

というわけで、軽井沢から送迎バスで万座高原ホテルに向かってレッツゴー GO !!

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全国旅行支援を受けられるかは賭けでした

ツアーを組んだのは旅行会社はお気に入りの阪急交通 Trapics です。未だに全国旅行支援に対応した作りになっておらず、どのツアーがが支援対象はさっぱりわからないので自分で諸々の条件を勘案してギャンブルするしかありません。今回組んだツアーも二転三転ありました。大まかに説明すると以下のような感じです。

  1. 意訳すると、初回連絡は間に合わなかった、すまん。というメールあり。
  2. サイトで同意ボタンを押して通常価格が決定。
  3. 前日、見知らぬ電話が数時間に渡り 10 件ほど入るも、いずれも出られず。
  4. 夜 20:00 頃に折返し電話すると、無事支援対象になるとの連絡を頂く。
  5. ワクチン証明書など支援適用に必要なものを準備して旅出発。
  6. ホテルでチェックイン時に、そんな話は聞いていないと、支援適用を一旦拒否られる。
  7. 阪急交通に連絡して確認してくれと交渉した結果、支援適用となり同意書を記入。
  8. クーポン 3000 円をゲット、支援分返金は後日とのこと。

とまぁ、こんな感じでメチャクチャでした。阪急交通に折返し電話した時にも、裏から聞こえる電話の呼び出し音や応対音から察するにまさに戦場だったと思われます。チェックイン時もメチャクチャで、支援対象になるならないでチェックインで揉めてる人は一人二人ではありませんでした。
一言でいうと、全国旅行支援初日ということもあり、諸々整っていない状況でした。

阪急交通に限っては今現時点では、支援対象になる場合には予約順に順次返金対応となるようです。ただ自分で各県の予算が尽きていないかを事前に調べたり、直近の予約でない場合の早期終了を想定したりとか、諸々鑑みて予約を入れなければいけない状況なので、他の全国旅行支援対応のサイトから申し込んだほうが安心だとは思いますが、続々と早期終了してる状況で、今からだと出遅れ感があります。

ま、安心して待ってれば良いかと思います。コロナの状況がどう変わろうが、何だかんだで春先まで支援は伸びてる状況になるんじゃないですかねぇ〜なのでもう数回くらい支援適用で旅に出かけたいと思ってます。

万座温泉はこんなところ

万座温泉は海抜 1800m のろことにあり、緑に囲まれた上信越高原国立公園内の中の高山温泉郷です。源泉は硫黄泉で約 80 ℃と高温で、湧出量は 1 日に 540 万リットルと湯量は豊富です。春は残雪と新緑、夏は避暑、秋は紅葉、そして冬はスキー。一年を通じて四季折々に楽しめます。

姥湯(湯畑)、大苦湯、錫湯、鉄湯、苦湯、ラジウム北光泉、法性の湯などを代表とする 20 種類を越える源泉があり、適応症も多彩で、昔から呼吸器病や胃腸病、リウマチや皮膚病に効能があるといわれいる名湯です。かつては白根山の鏡池経由で草津へ抜ける途中に存在する秘湯でしたが、交通の便が発達しリゾート開発されました。

今では以下のマップのように、十数券のリゾートホテルが存在しますが、原点とも言うべき湯治場を今に伝える豊国館は温泉好きには名が知れた場所です。

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ここ最近大きな熊が出没しているとホテルの方に言われた湯畑に行ってみました。周辺には「立入禁止、硫化水素ガス発生地帯につき危険」の看板がいくつも立てられています。奥に見える山が熊四郎山見晴台です。

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間近で湯畑を撮影。ガスが発生していて、かなり硫黄臭い個人的には心地の良い香りがします。

見晴台から見下ろす万座温泉近辺

ホテルで熊よけの鈴を借りて、熊四郎山見晴台へ登ってみることにしました。熊が出たということで、正直誰一人として登ってる人はいませんでしたが、鈴も借りたし大丈夫だろうということで、周りをよく見ながら登山開始。標高差は約 200m です。ひたすら階段をのぼるタイプの登山です。

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しばらくのボルト見えてくるのが熊四郎洞窟。立て札もよく読まずに素通りします。

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寒いと思ってダウンを持ってきたが、幸いにも晴天で気温も高く来ていたトレーナーを脱いで途中から半袖で登りました。準備した衣類は完全に冬服でしたが、全然夏仕様で問題ありませんでした。

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200m ほど登って見晴台に到着。ひたすら階段ってのもかなりきついものです。

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見晴台からの展望はこんな感じです。標高差200mほどを少しナメてたのですが、熊を警戒して足早に歩いたところ息があがりまくってかなりきつかったです。ハァハァうるさいので音楽を混ぜてみました。景色は凄く良いので健康な方は是非登ってみて下さい。


万座高原ホテルの温泉は最高だ

さて宿泊した万座高原ホテルについて書いていこうと思う。外装工事中で見栄えがしない外観だったり撮影禁止な風呂とかは、適宜プリンスホテルの公式サイトの画像を流用してご紹介していきたい。

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ホテルフロント。こぢんまりした感じだ。部屋数は 233 部屋、1960 年開業の老舗リゾートホテル。作りは少し古いが清掃は行き届いている印象があります。

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このホテルの目玉はなんと行っても石庭露天風呂です。4 種の源泉を有しており、姥湯、大苦湯、竜泉の湯、嬬取の湯が堪能できます。石庭露天風呂は混浴ですが、男女ともに湯浴みもしくはバスタオル巻きで入る必要があるため女性でも安心して入ることができるでしょう。
百泉の湯は内風呂となり男女別なので気兼ねせず入ることができます。内湯は竜泉の湯、姥湯の 2 種が楽しめます。

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4 種の源泉がそれぞれ泉質が異なり、温泉ソムリエ的には、姥湯→竜泉の湯→大苦湯→嬬取の湯の順で入ることで、温泉効果が最も高まるとのことです。

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実際の湯のサンプルも展示されています。個人的好みで言えば、pH1.5 という強酸性の嬬取の湯が圧倒的に好きな湯でした。ついで、竜泉の湯、大苦湯、姥湯という順序でした。嬬取の湯を除いて硫黄の香りが豊かで温泉気分を存分に味わうことができます。近くの草津温泉と比較するならば、草津のほうが硫黄の成分が濃いかなという印象があります。

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源泉名泉質pH泉温
姥湯酸性・含硫黄 - ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩泉pH2.576℃
大苦湯酸性・含硫黄 - ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉pH2.270℃
竜泉の湯酸性・含硫黄 - アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉pH2.380℃
嬬取の湯酸性- マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉pH1.590℃

こちらが石庭露天風呂。撮影場所的には女性更衣室を出たあたりのかなり上から撮影したものだと思われます。

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上の写真で言うと右奥の紅の湯の端から撮影したと思われるものはこんな感じで、万座高原ホテルを眺めながらの景色となります。それぞれお湯の色が異なるのがおわかりいただけることかと。なんとも開放感に溢れた露天風呂です。海抜 1800m ということもあり空気も冷たく澄んでいておいしい。

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夜になると天気に恵まれれば満天の星空を眺めながら露天風呂を楽しめます。星を見るために夜はメガネをかけて風呂に入ってみました。幸いにも若干曇ってはいたものの星空を眺めながら露天風呂を満喫することができました。更に夜空を楽しもうと早起きして夜中の 3:00 に風呂に行ってみたら、残念ながら星空どころか小雨が降ってました。でも流石に人は一人もおらず貸切状態で楽しむことができ最高でした。

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ちなみに夜空の星星はこんな感じです。夕飯を食べた後に外に出て撮影した夜空なので時間帯が違うのと、iPhone の撮影能力のほうが肉眼によりも上なのと、老眼近眼なので、こんなに綺麗に星を見ることはできていません。

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前述したとおり一番のお気に入りは、嬬取の湯。玉川温泉の pH1.2 に迫る酸性度 pH1.5 で湯を舐めてみると相当酸っぱいです。レモンが pH2.0 なのでレモンよりも酸性度は上です。肌もかなりピリピリする感じがあり、これぞ酸性湯ってのを楽しむことができます。ちなみに他の人には余り人気がないようで、この湯に浸かりっぱなしなのは僕一人でした。

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強酸性の湯だからでしょうか、それとも単に入り過ぎだからでしょうか、足の裏の皮がボロボロになってしまいました。全く痛みはなく、内側から再生されてきた肌は足の裏にも関わらずつやつやです。

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百泉の湯(内湯)はこんな感じで源泉は姥湯です。外に露天風呂があり竜泉の湯が楽しめます。姥湯も時間帯によっては透明度が高かったり、いきなり白濁した湯が出てきたりと、香りも泉質も変化があり内湯もなかなか楽しめました。

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女湯のしゃくなげの湯というところは、こんな感じのようです。

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続いて、姉妹宿のプリンスホテル側の露天風呂の様子です。プリンスホテルのほうは源泉が 2 種しかありませんが、より天空に近いのはプリンスホテルの方です。

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時間と天候に恵まれれば、こんな景色を眺めながら露天風呂を楽しむことができます。徒歩で 10 分程度で移動でき、無料でどちらの湯も楽しめるので絶対に行っておくべきでしょう。

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ただ、夜の移動は危ないし面倒なので、満天の星空をより楽しみたい方はプリンスホテル、露天風呂と 4 種の源泉を死ぬほど楽しみたいという方は高原ホテルを選ぶと良いのではないでしょうか。ちなみに、行きの送迎バスに乗車していたのは合計 15 名程度で、僕含め 2 名以外はプリンスホテル行きでした。

万座高原ホテルのご飯とお部屋事情

お次は飯事情について。万座高原ホテルはビュッフェ形式で夕食、朝食をいただきます。プランによってはテイクアウトがあるようです。ちなみにランチはなくプリンスホテルに移動しないと昼飯を食べることはできません。

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ビュッフェの様子はこんな感じ。平日にもかかわらず席は満席になるほど観光客でいっぱいでした。行きの送迎バスや入浴中にさほど人の多さを感じることがなかったのですが、飯時には人がめちゃめちゃいてビックリしました。

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この日の目玉は、なんと行ってもローストビーフでしょう。何度もおかわりしてやるんだと意気込んでました。

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が、あれもこれもと、食べたいものを全部撮ってきたら二人前かよっ!って分量になっちゃいました。明らかにカロリーオーバーです。流石におかわりは無理で、最後にデザートとコーヒーを堪能して終了。

お味の方は正直に言うと普通でした。玉川温泉の湯治飯に全振りするような特徴があると感動がまた違うのになーと、どうしても比較してしまいました。

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久々の登山で筋肉痛と、風呂もなかなか体力を使うようでして、宿泊中に合計で 8 回も風呂に入ったので、朝も朝で腹が減っていてガッツリ昼の分まで食べておきました。完全に太って帰ってきたと思って体重計に乗ってみたら、不思議とプラマイゼロで良い意味でびっくりしました。

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この日に宿泊したのは、こまくさ館、しゃくなげ館、りんどう館の中で一番広いお部屋タイプのこまくさ館でした。百泉の湯、レストランへの移動に便利なお部屋です。館内の雰囲気はこんな感じです。

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お部屋はこんな感じで、一人で宿泊するには少々広いですね。何故か喫煙部屋で部屋に入った瞬間に無理だと思ったのでフロントに相談に行きました。

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空いてるので禁煙部屋でいい部屋にしておきましたと案内されたお部屋がこちら。最高すぎます。

4 名宿泊できる部屋のようなので、流石に一人だと弄ぶ広さでした。窓際のベッドしとテーブルしか最後まで使うことはありませんでした。ちなみに改めてベッド派じゃなくて布団派だわーと思い知らされました。結構三時間おきに目が覚めては風呂に入るってのを繰り返してました。

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全国旅行支援で頂いた 3000 円のクーポンを使ってビールも飲んだし、お土産も買うことができたし、いやーやっぱり支援適用となるとお得感ありますなー。

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二日目もただただ風呂に入って帰る

じじぃなので夜中の 3:00 に 1 時間ほど風呂に入ろうが、朝の 6:00 には目が覚めます。二日目は 11:05 の送迎バスで軽井沢に向かいアウトレットでぷらぷらする予定です。

時間もあったので朝食を食べたら直ぐに外に出て散歩がてら空吹と呼ばれる場所に足を運んでみました。まぁぶっちゃけ湯畑の方が見応えはあったかなーという感じです。

10:45 にチェックアウトし、帰りのバスで軽井沢まで送ってもらいます。帰りはプリンスホテルを経由して高原ホテルなので、到着した時点ですでに満席に近い状態でした。予約制なので席はあるのですが、こんなにもじーさん、ばーさんがプリンスホテルに宿泊してたのかっ!って程度には人が多かったです。

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いやー湯治旅最高!

控えめに言って、この内容で、割引・クーポンを差し引いて 15,000 円ってお得過ぎすぎです!

満天の星空を見ながらの露天風呂、個性の違う4種の源泉を楽しめる石庭露天風呂が最高です。湯治好きには万座高原ホテルおすすめできます。

また様子を見て別のところにも行こう。税金いっぱい払ってるんだから回収しなきゃやってられねー!

おしまい。

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