風邪の症状があったので市の抗原検査キットを申し込んでみた

もう三週間ほど前の話なのですが、風邪の症状がでてる時期があり、念の為に市の抗原検査キットを申し込んでみました。お一人様一度に限り無料でした。
※地域によって違うかもしれませんが、さいたま市では抗原検査キットの無料配布は、9月30日配送分をもって終了しております。

リモートワーク中心ということもあり濃厚接触者に相当するのは家族だけという状況でした。念の為隔離生活ということで隔離生活を三日間行いましたが、抗原検査キットで陰性が確認できてため隔離解除、通常生活に戻ることができました。

一応、記録として残しておこうかと思い記事にしてみました。

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シーメンスの抗原定性検査キットが届いた

市のサイトから申し込んで二日目の朝に抗原検査キットが郵便ポストに届きました。待ってる間に風邪の症状も収まってしまったのですが、症状が出たら即座に診断したい強く感じました。自分の体調のためというよりは周りへの影響や隔離生活が解除できるのかの観点でです。いざというときのために、間違いなく予め抗原検査キットを購入しておいたほうが良いでしょう。

無料配布期間中、届くキットは市町村によってメーカーが違ったようですが、さいたま市から届いたものは SIEMENS Healthineers の抗原検査キットでした。数枚の取扱説明書が同梱されていました。

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二次元バーコードをスマホで読み取ると siemens-healthineers の日本語サイトへ飛びました。使い方の動画の日本語バージョンが掲載されていました。英語バージョンは youtube でも公開されています。

測定カセット袋を開封。小さな硬いプラスチック素材のようなものでした。

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滅菌綿棒を鼻孔に 4cm ほど挿入し、鼻腔の粘膜に沿って滅菌綿棒を回転させて粘液と細胞を採取します。自分で 4cm も突っ込むのは意外と難しく、ちょっと痛いなと言う程度に突っ込まないと 4cm にはなりません。体が反応して、めちゃくちゃくしゃみが出ました。

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抽出チューブに滅菌綿棒を挿入し、採取した検体を緩衝液に浸します。1 分間ほど待ったら抽出チューブを外側から数回押して、検体を絞り出すように綿棒を引き抜きます。

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抽出チューブにキャップを取り付け、チューブを逆さにして測定カセットに検体溶液を 4 滴ほどたらします。

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すぐに溶液がカセットに浸透し、説明書では 15 分と書かれていますが 1,2 分程で結果がでてきました。C の場所にしかラインが現れなかったことから陰性が確認できました。必ず滴下後 15 分経過した時点で確認くださいとシーメンスのサイトにも説明があるのでそのまま待機しましたが、変わらず陰性を示しておりました。

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頂いた無料検査キットには報告義務があるので、最後に指定の報告サイトから結果を投入。直ぐに投入完了メールが配信されました。

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風邪のような症状も治まっていたので、この検査結果をもって隔離生活も解除しました。

抗原検査の精度はそれほど高くないらしい

covidclinic.org の「COVID迅速検査はどの程度の精度なのか?」の情報によれば、以下の通りのようです。コロナに感染している場合は 72% の確率で陽性を示すようです。逆に言えば 28% の確率で陰性が出て見逃してしまうということです。

COVID-19の症状をお持ちの方は、正確さが重要です。
COVID-19の症状を持つ人の場合、検査は平均72%の確率で陽性を示しました。95%信頼区間は63.7〜79%であり、研究者は平均がこの2つの数字の間にあると95%確信していることがわかる。

COVID-19の兆候のない人における精度
COVID-19の症状がない人は、高速検査の58.1%で正確に陽性と判定されたとのことです。95%信頼区間は40.2%から74.1%の範囲であった。

connect095.co.jpの情報によれば、抗原検査と PCR 検査の違いは以下の通りとのことです。明確にコロナの症状がある方は通院して PCR 検査をちゃんと受けたほうが適切だと思います。

抗原検査とは

> 抗原検査は、ウイルス特有のたんぱく質を検出する検査です。ウイルス特有のたんぱく質を抗原といいます。新型コロナウイルス感染症における抗原検査は、新型コロナウイルスの抗原を検出することで、現在の感染の有無を判定する検査です。(多くのインフルエンザ検査はこの抗原検査を行っています。)

PCR検査とは

> PCR検査は、ウイルスなどの遺伝子の一部を増幅させて検出する検査です。新型コロナウイルス感染症に限らず、幅広い病気の検査に用いられています。新型コロナウイルス感染症におけるPCR検査は、新型コロナウイルスの遺伝子の一部を増幅させて検出することで、現在の感染の有無を判定する検査といえます。

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第 8 波に向けて検査キットを購入

諸説あるそうですが、ある病原体に対して人口の一定割合以上の人が免疫を持つと、感染患者が出ても他の人に感染しにくくなる集団免疫というものがあるそうです。一定割合は 60% と言われています。

また一般に把握できている感染症の検体数は全体の約半分というデータもあるそうで、これを当てはめると日本国内においては、まだ 50% にすら到達していません。そのため第 8 波が冬に来るだろうという予測もあり、個人的には高い確率でそうなると思ってる派です。

そんな推測の前提のもと、抗原検査キットの無料配布期間も終了したこともあり、今後を考えると抗原検査キットは持っておいたほうが良いと判断して購入しておきました。購入したのは今回使ったシーメンスのキットです。結構高かったです。

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【厚生労働省認可】抗原検査キット(体外診断用医薬品)のご案内開始に記載がある通り、複数メーカが検査キットを出しています。キット数や使用期限などが違うので、ご自身で判断されて気に入ったものを購入するとよいのではないでしょうか。

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第 7 波では完全に医療機関もパンクしてましたし、抗原検査キットを用いて自身でスクリーニングしてから受診しに程度の準備はしておいたほうが良さそうです。

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