サントリー武蔵野ブルワリーのビール工場見学に行ってきた

人間ドックで逆流性食道炎を指摘され、酒を控えるように言われてから毎晩楽しみにしていたビール一缶も週末以外は飲まなくなった今日この頃。摂生ばかりじゃ人生つまらんというわけで、ドックの結果が出る前に予約してたサントリー武蔵野ブルワリーまでビール工場見学に行ってきました。

京都ブルワリーにビール工場見学といえば大阪に住んでたときにサントリー京都ブルワリーに行って以来、実に 13 年ぶり。最後の試飲が一番の楽しみで行くわけですが、できたてのビールは旨かったです!

過去のブログ記事を読み返してみたら、何故だが記事にしてなかったので今回はばっちりと写真も撮ってきたのでビール工場見学を振り返ってみたいと思います。

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急遽、参加するツアーが変更になった

ここ武蔵野ブルワリーの工場見学ツアーは全部で 3 種類。僕らが申し込んだ見学ツアーは製造工程見学がメインのガイドツアーでした。時間に余裕を持って行ったところ 30 分前に到着してしまい、座ってのんびり待っていたところ、急遽前のツアーで多くのキャンセルが出てしまったため、今から開催のツアーに振り替えないか?というオファーを頂きました。

そのときには試飲できるビールとおつまみの内容が違うという説明を受けただけだったので、待ち時間も減るなら是非と参加ツアーを変更したわけですが、こうしてブログ執筆をするためにツアー内容を振り返ってみると、僕らが参加したザ・プレミアム・モルツ講座はガイドツアーよりも予約が取りにくいようで、ちょっぴり得したようです。

ガイドツアー

内容ご案内係と工場内を見学しながら、ビールの製造工程について学びます。見学後は、こだわりのビールをお楽しみください。
試飲ザ・プレミアム・モルツ、ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール、〜ザ・プレミアム・モルツ〜マスターズドリーム
参加費無料

ザ・プレミアム・モルツ講座

内容「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドのつくりのこだわりを、映像・素材体験などを通じてご紹介。ビールの製造工程を見学をした後は、「ザ・プレミアム・モルツ」をおすすめのおつまみと合わせて試飲できます。
試飲ザ・プレミアム・モルツ、ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール
参加費無料

MASTER’S DREAM講座

内容「〜ザ・プレミアム・モルツ〜 マスターズドリーム」に込めた醸造家のこだわりや熱い想いを、醸造家自らが直接お伝えします。また「〜ザ・プレミアム・モルツ〜 マスターズドリーム」の試飲もお楽しみください。
試飲〜ザ・プレミアム・モルツ〜マスターズドリーム ※お土産:マスターズドリームオリジナルグラス
参加費1,000円

ザ・プレミアム・モルツ講座の流れ

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ツアーの流れは概ねこんな感じです。製造工程見学中に何回かガイドツアー組とすれ違いましたが、製造工程見学の内容はガイドツアーの方が濃いようです。

第1部(45分)ザ・プレミアム・モルツにかける醸造家の想いとこだわり
第2部(20分)製造行程見学
第3部(25分)ザ・プレミアム・モルツと〈香る〉エールの試飲

では、それぞれのパートを振り返ってみます。個人的に面白かったのはやはり第2部の工場見学そのものでした。

第1部(45分)ザ・プレミアム・モルツにかける醸造家の想いとこだわり

サントリーではお酒を造り出す技術者を醸造家と呼んでいるのですが、その醸造家たちが追い求めたピルスナータイプの完成形がマスターズドリーム。残念ながらこのツアーではマスターズドリームは試飲できず、講座の説明もザ・プレミアム・モルツと香るエールに絞ったものとなります。

マスターズドリームは確かに旨いんですがコスパ的にはプレミアム・モルツの方が上。一時期プレミアム・モルツばかり飲んでた時期があったのですが、ここ 1 年は IPA ばかり飲んでまして、プレモルがここ最近リニューアルしたことは知りませんでした。しかも大幅なリニューアルだとか。

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ビール好きならよくご存じのことかと思いますが、ビールは大きく分けるとエール(上面発酵)とラガー(下面発酵)に分類され麦汁の発酵温度が異なります。でもって、日本のビールの殆どはラガーです。

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日本ではラガー ≒ ピルスナータイプですが、プレモルもピルスナータイプにあたります。ちなみに僕が好きな IPA(インディア・ペール・エール)はその名の通りペールエール系ですが、この分類表はわかりやすい。

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今回のリニューアルで、「深いコク」と「あふれ出す華やかな香り」が進化のポイントとのことです。

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一方の香るエール。コンセプトは日本人の趣向に合うエールビールとのこと。個人的にはここ数年クラフトビールで個性の強いエールビールがたくさん出てるので激戦区だと思う。ちなみに、香るエールの前身は「香るプレミアム」なのだが、その頃は飽きないようにプレモルか香るかを交互に買ってたけど、香るエールになってからは殆ど買ってない。

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約 35 分ほどの説明を受けた後に、プレミアム・モルツと香るエールの試飲ができます。工場見学に行く前なので、ほんのちょっぴりの分量ですが、味を確かめるには十分です。ちなみに色は殆ど一緒。左が香るで右がプレモルです。

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まずはプレミアム・モルツの感想。
実際僕の記憶にあるリニューアル前の味とは随分違う印象を受けた。具体的には以前は多少たるい感じで非常に飲みやすいビールという位置づけだったのですが、今回のはザ・ラガー!とラガーっぽさを主張してくる味と香りでした。正直に言えば前の方が良かった。

次に香るエールの感想。
こちらは前身の香るプレミアムよりも香り豊かでフルーティー。確実に飲みやすくなってると思いますが、IPA ほどガツンとホップの香りがやってくる感じでもないです。個人的には秋に出る同じ系統のサントリー・クラフトビール IPA の方が好きです。

第2部(20分)製造行程見学

ビール製造の工程は、素材選び ⇒ 仕込 ⇒ 発酵 ⇒ 貯酒 ⇒ 濾過 ⇒ パッケージングの順序で、この順序で工場内を見学。最初に見学するのは、仕込工程。30 ℃ほどの蒸した部屋ですが、ここ最近の外気温と比較した場合、外の方がよっぽど蒸し暑い。なお釜の中じゃなければ撮影 OK とのこと。

ここで見学できるのは麦汁受け槽と煮沸釜。ちなみにこの日は実際に機器は稼働しておらず、釜や槽の中は空っぽでした。以前の見学の時には実際に中身が入っていたのでちょっと残念。

プレモルはダイヤモンド麦芽というとても堅い麦芽を使っているため、麦汁の温度を上げながら仕込釜で一部の麦汁を 2 回煮出すことで、しっかりと濃厚な麦汁を作るそうです。また、華やかな香りと良質な苦味を実現するため、麦汁煮沸開始直後にはアロマホップだけを使用し、仕上げにファインアロマホップを投入するそうです。

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こちらは濾過行程。熟成を終えたビールからオリや役目を終えた酵母を取り除くことで黄金色に澄んだビールに仕上がります。話は逸れるけど、ほんと工場内で作業員を全く見かけない。フルオートメーション化がかなり進んでます。

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途中、実際に貯酒工程で使われていたタンクの中を通ります。撮影ポイントだとか。綺麗に写真撮影したいなら最前列に並んでおくべきですね。

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最後にパッケージング。この日の見学ではビールではなく缶チューハイでした。こういった機械を見学する度に思うのが、これを作ったエンジニアが凄いってこと。Web 系エンジニアからするとハードウェア系エンジニアは遠い存在です。

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おおよそ 20 分で元いた部屋に戻ってきます。前述したとおり、いくつかの見学ポイントを飛ばした短縮形のツアーなので、ガイドツアーにもう一度参加しても楽しめると思う。個人的には濾過前の若ビールが試飲してみたい。

第3部(25分)ザ・プレミアム・モルツと〈香る〉エールの試飲

工場見学が終わったら、お待ちかねの試飲タイムです。3 杯まで飲むことができますが、普段缶ビール 1 缶しか飲まないので、十分すぎるほどです。しかも工場できたての新鮮なビールなのでスーパーで買うよりも旨い!

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まずはザ・プレミアム・モルツから頂きます。ビールと泡がちゃんと 7:3 になっていて流石です。ちゃんとグラスもキンキンに冷やされてるますし、何より一杯目のビールは旨い。

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この講座ででてくるオススメのおつまみは、工場限定のクラッツ、チーズ系クッキー、甘いゼリー。甘いものはコクがあるビールとよく合うと説明を受けますが、自宅でもよくチョコレートと一緒に飲んでたりします。工場限定のクラッツは枝豆味でかなり美味しかったのでお土産も買いました。

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2 杯目は香るエールの試飲。奥さんもこっちの方が飲みやすいと言ってたけど、実際フルーティーでかなり飲みやすい。一方で苦みも少なく軽めなので、ビール好きはプレモルの方が好きだと感じると思う。

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空きっ腹にビールでかなり酔っ払ってましたが、せっかくなので 3 杯目も頂くことに。ここでガツンとする味はちょっとつらいので再び香るエールを頂きました。でも正直に言うとお金出して買うなら、やっぱ IPA かなー。

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最後に美味しい缶ビール一の注ぎ方をレクチャーしていただきます。確かこれ以前の工場見学でもレクチャーいただいた記憶があります。はじめ勢いよくグラスに注いで泡を作るんですよね。まぁ実際家で飲むときに、こんな注ぎ方はやったことないですねー。なんだかんだ言ってやっぱり泡のきめ細かさは再現しきれてないと思うんですよね。

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あっという間に 90 分が過ぎてしまい、かなり酔っ払った気持ちよい状態でツアー終了。満足。

他の方々はシャトルバスを待って駅まで帰るですが、我々は歩いて駅まで。15 分も歩けば駅だし、酔いも覚めるるので、30 分に一本のシャトルバスを待つよりもおすすめです。

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