Linux サーバ構築術 - 大量インストールする時の簡略化検討その2

またまたサーバーのリース更改の時期がやってきました。ってか、普通のサービス運営してる仕事してると、年中イベント毎のようにリース更改がばらばらとやってきます。にもかかわらず、以前 RAID 構成のサーバで Linux を大量インストールする時の簡略化検討 なんてエントリを書いたにもかかわらず、すっかり忘れてしまっていていました。

そんなわけで、手元に USB HDD とか用意していなかったので、こんな方法で構築したサーバを量産しましたって情報です。正直、あまりオススメできる方法じゃぁ〜ないと思うんだけど、これでもちゃんと複製可能です。ってか、いろいろ忘れてしまっていて、ついつい方法での複製に頼っちゃいます。まぁ〜以前ご紹介した方法よりも効率は悪いですけど。

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さて、エントリ書き始めるかっ・・・って思ったら、よく過去のエントリをみてみたら、以前も簡単な手順書いてますね。・・・(┳ω┳)

結局どうやってインストールをしたかというと、この時点ではまだ最良ではない手法でインストールをしてしまいました。個別にインストールするミドルウェア群は /usr/local 配下に prefix を設定してアプリをコンパイルしてるってのが前提となります。
1. 2台目以降も RHEL4 をインストールして up2date で最新状態にする
2. /etc /var /usr をごっそり rsync でコピーする
3. マシン再起動後にネットワーク周りだけ再設定する
こりゃだめだ。2台目を作るのに3時間かかりました。反面教師です。これでは。

まぁいいや。どうせなので、このまま勢いでエントリを書き進めます。上記より詳しいインストール手順です。

上記の前提条件以外に、同じHW構成のマシンへのインストールが前提です。HW構成が異なると多分動きません。もしくはコピー後にいろいろと設定変更が必要だと思います。

  1. まず一台目のマシンに対して OS をインストールして up2date なり yum なりで最新の patch を当てた状態にする。
  2. 次に必要なミドルウェア等をインストールし、アプリケーションサーバとして完全状態までもっていく。まぁココが一番面倒なんですけど、前回の方法でもここまでは同じ。

    img02.jpg
  3. 二台目以降も OS をインストールしてネットワークにつなげる状態まで設定する。up2date 等は不要。

    img01.jpg
  4. 一台目にログインして DAT(DLT) にバックアップしてリストアする感覚で、二台目に rsync で全てのファイルをコピー(転送)する。仮に一台目のサーバを srv01、二台目を srv02 とした場合で例を挙げます。
    ## srv01 へログイン。root になって以下を実行。
    su -
    rsync -avze ssh /  root@srv02:/
    
    img03.jpg
  5. 二台目にログインして ldconfig で共有ライブラリの情報更新したら、LAN ケーブルを抜いてマシン再起動。
    su -
    /sbin/ldconfig -v
    reboot
    
  6. 初回起動時にHW変更のアラートが表示されるはずです。ネットワークの設定を削除して追加すればすんなり起動するはずです。

    img06.jpg

    img07.jpg
  7. 無事に OS が起動すれば完了。LAN を繋ぎましょう。

    img08.jpg

何だかんだ言って、この方法は昔から使ってきている技なので、体が覚えています。
がっ・・・次こそは、 RAID 構成のサーバで Linux を大量インストールする時の簡略化検討 でインストールしようと思います。

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