全録ブルーレイディスクレコーダー DMR-BRX6000 を購入したら便利すぎた

2012年に REGZA ブルーレイ DBR-M190 を購入しましたが、ついに壊れちゃいました。正確に言えば壊れたのは二回目で、1 年ほど前にファン故障で起動しなくなったけど修理して延命させましたが、今度は HDMI 周辺が故障した模様で、頻繁に映像がブラックアウト(真っ黒画面に点滅する)症状がではじめました。

画面点滅はもの凄いストレスを感じるので、流石に製品寿命かな?と思ったので、次なる全録レコーダーを比較検討。結論から書いておくと、今回はパナソニックの DMR-BRX6000 (現時点では一世代前の機種)を購入しました。比較検討の仮定は後ほど書きます。

ところで全録生活をしてる人って意外と周りにいないのですが、大事なことなので先に書いておきます。みんな本当に全録生活を一度体験してみたらいいと思う。絶対に後戻りできないことを保証します。

全録生活になってから丸 4 年以上経ちますが、テレビ視聴スタイルは完全に全録(REGZA ではタイムシフトという機能名)ベースでして、リアルタイムで視聴するのは朝のニュースくらい。それ以外に見たいと思ったものは週末に全録された一週間分のチャンネル一覧から見たいもの探して視聴しています。これ超便利です。

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全録生活はここが便利!!

改めて全録生活になってから便利になったことを振り返ってみると、こんなところが便利になったと感じています。後半2つの便利機能は以前使っていたレグザ DBR-M190 にはなかった機能ですが、今回買った DMR-BRX6000 には搭載されている機能です。

  • 基本的に放送時間という概念から完全に開放されます。
  • 一週間分の全てのチャンネルの全番組が録画されている(画質設定次第では更に長期間保存することが可能)し、残したい番組だけ別途残すことも可能。
  • いちいち録画するという面倒な行為が一切不要。
  • 放送されていれば確実に保存されている安心感(放送時間変更があってもへっちゃら)。
  • 倍速再生による視聴 + CM カットで視聴時間そのものを短縮可能。
  • リモート視聴が可能。つまり自宅のレコーダーに保存された番組を、外出時にスマホから閲覧が可能ということ。これ超便利すぎ。
  • 保存された番組を音声検索できるので探す手間が改善される。

本当の意味での全録レコーダーのスペック比較

PC 機器やマイナーメーカー製品を除けば、基本的に本当の意味で全チャンネル録画が可能なハードディスクレコーダーは、東芝のタイムシフトマシン対応レグザサーバーの最上位機種か、パナソニックの全自動ディーガの最上位機種しか存在しません。つまり二者択一です。

ちなみに大事なので先に行っておくと、全録に入門したいと思うなら最上位機種を買わないと意味がありません。最上位機種なので当然値段が張ります。もう少しお値打ちに全録生活に入門したいと思っちゃう気持ちもわかりますが、最上位機種以外に目を向けてしまうとチューナー数が減り同時録画数が少なくなります。つまり本当の意味での全録とは呼べなくなります。

本当の意味での全録じゃないと何が困るのか?

具体的には、以前使っていレグザ DBR-M190 は最上位機種でしたが同時録画数が 6 チャンネルでした。全チャンネルの中から何かを諦める必要が出てきます。うちは東京 MX とかの自動録画を諦めたのですが、経験的には番組の初回を見逃してしまう傾向にあります。悔しいことに JOJO の 1,2,3 部は全て初回を見逃してしまっています。

さて、大事なことは最初に伝えたので、改めてレグザ vs ディーガのスペック比較といきましょう。一番違う点は同時録画数です。レグザは 9ch ですがディーガは 11ch です。ただしレグザは地デジに限らず BS なども 9ch 録画可能なのに対して、DIGA は地デジ以外も録画できるチャンネル数は 6ch です。地デジを録画するのか? BS/CS を録画するのか?で選択肢が別れるでしょう。

メーカー 東芝 パナソニック
機種名 DBR-M590 DMR-BRX 7020 DMR-BRX 6000
発売年月 2015 2016 2015
全録できる放送 地デジ/BS/CS
チューナー数 9 11(内5つは地デジ専用)
最大全録時間(最高画質) 9ch x 1日間 10ch x 2日間
最大全録時間(最低画質) 9ch x 15日間 10ch x 28日間 10ch x 21日間
内蔵HDD容量 6TB 7TB 6TB
無線LAN内蔵
4K対応
超解像
USBハードディスク対応
スマホ視聴対応 宅内/屋外
入力端子 アナログ i.LINK/アナログ
出力端子 HDMI/光デジタル
USB端子 前1/後1 前1/後2
電源ケーブル 本体一体型 本体着脱可能
本体サイズ(mm) 430x80x336 430x68x309
本体重量(kg) 6.4 4.9
最安値 \110,000 \142,150 \123,800

パナソニック DMR-BRX6000 にした理由

実を言うと実物を見るまでは レグザユーザだったこともあり DBR-M590 にしようと思っていたんです。ただ実物を見てみると何たるチープさ・・・(´・ω・`)
DBR-M190 は高級感ある筐体と色使いだったのに、どこのデザイナーだよ!こんな安っぽちいデザインに仕立てたのは。しかもディスクを入れる部分が完全に PC じゃねぇか。なんだよこれ?買う気は一瞬で失せるに十分過ぎるほど落胆したもんです。

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一方の写真から想像していたディーガは、写真ほど前面がクリスタルパネルっぽい感じでもなく、すごく良い感じのデザインです。というか寧ろ高級感すら感じます。それでいて レグザより軽いし薄い。こりゃディーガ一択だわと見た瞬間に思いました。

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そんなわけで実際に見てみてディーガに決めたわけですが、現行世代の DMR-BRX7020 よりも一世代前の DMR-BRX6000 の方が、僕には魅力的に感じていました。細かい違いはあるものの個人的には全く不要の機能差です。なので個人的には大雑把に見ればディスク容量が 7TB か 6TB か違うだけで、最安値価格で 2 万円違い製品に見えていました。

というわけで、パナソニック DMR-BRX6000 に決めました。

DMR-BRX6000 開封の儀

じゃじゃーん!!結構大きな箱で DMR-BRX6000 が届きました。それでいて今まで使ってきたレグザ より 1.5Kg も軽いので、大きな段ボールの割には意外と軽いです。

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付属品。マニュアル類と大切なチューナー2つ。家電製品にはめっぽう強い部類の人種という点を差し置いても、マニュアルを全く見ることなくディーガは設定することができました。

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商品説明写真だとかなりクリスタルパネルっぽい感じなのですが、実際は光が反射しない時には落ち着いたパネルです。

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ディスクを挿入するときには、いといとパネルを開ける必要があります。デザイン性を重視するか、機能簡便性を重視するかで評価が変わりそうです。個人的にはディスクを挿入する機会は、かなり少ないので、この仕様はむしろ好意的に見ています。

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そうそう。ブログを書きながら思い出したのですが思い出したのですが、電源ケーブルが着脱式なのが非常にポイントが高いです。
おおよそテレビ、オーディオ、AV 機器の配線ってカオス的になっていますよね?しかもテレビの裏に隠れているというケースが殆んどかと。そんなカオスな状況から電源を抜くときってものすごく大変なんです。以前のレグザは非着脱式なので、システムから外すときにムッキー!!て発狂しそうになりましたよ。

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こちらが付属のリモコン。実は手に取る前までは、超絶ダサダサのデザインでどうしようかと思ったものですが、実際に手にとって見るとレグザのリモコンよりも圧倒的に持ちやすいし使いやすいです。インタフェース的に非常にユーザーフレンドリーです。これは実際に使い比べてみないとわからないが、圧倒的にディーガのリモコンのほうが使いやすいです。

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ちなみに新旧比較。上がディーガ、下がレグザです。こうやって比較してみると、今でもレグザ DBR-M190 のデザインは秀逸だと思います。デザインだけとっかえても良いと今でも思うくらい気に入っています。

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サイズもスペック通りレグザの方が若干でかい。しかしながら背面のインタフェースの作りは写真からはわかりづらいところですが、ディーガのほうがかなり使いやすい配置になっています。

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ディーガはとにかくユーザフレンドリーな作りで好印象

実際に一ヶ月ほど使ってみて凄く感じたことなのですがディーガはレグザよりも遥かにユーザフレンドリーな作りでした。かなり好印象です。ディーガの初期設定も前述したとおりマニュアルは一切見ることなく完了しました。いつも面倒だと感じる WiFi 設定も AOSS で簡単に設定できました。
くわえて特筆すべき点として、リモコン操作による画面反応性の良さがあげられます。以前のレグザは画面操作のレスポンスが悪くていらっとすることが度々ありましたが、ディーガはサクサク動作して気持ちが良いです。これ非常に重要です。

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本当は 11ch まで全録可能ですが、録画チャンネルは 8ch 分としました。ハードディスクレコーダーで最も故障率が高い部品は言うまでもなくハードディスクです。全録は思いっきりハードディスクに負担をかける製品なのでユーザ側で労って上げる必要があります。

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くわえて録画番組一覧のインタフェース的に 8ch 表示なので、スクロール不要な 8ch を録画対象にしたというのも大きな理由です。

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最後に一言、スマホ視聴が超絶便利ですわ

この全録の世界にいつごろから搭載されるようになったのか調べていませんが、スマホ視聴対応が超絶便利です。宅内での利用は皆無に等しいですが、屋外にいながら自宅のディーガにアクセスして保存してある番組をストリーミング形式で視聴ができます。

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実家に帰省していた時でも、録画された JOJO を観ることだって出来ました。いやだって、土曜日の朝は JOJO 見ないと始まらないでしょ。

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動画は当たり前ですが横にして再生することも出来ます。ストリーミング再生ですが画面は意外と綺麗です。オリンピックの結果が気になったら電車の中でチラリと見ることも出来ます。いやぁーまじで便利だわ。

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というわけで最後にもう一度言いますけど、全録生活便利っす。そして一ヶ月間ほどディーガ DMR-BRX6000 を使い続けてみた感想として、非常に使いやすく、画面もサクサクでストレス皆無、と満足度が非常に高い製品です。

お金に余裕が有る方は最新の DMR-BRX7020 とかいかがでしょうか。

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