2015年GWに高尾山を登ってみたら山頂は人で溢れかえってた

今年のゴールデンウィークは忙しくて予定が全く見えなかったため、帰省せず近場で過ごすことにしました。帰省しないのは実に15年ぶりです。

前半は天気が良いとの予報だったので、久々に登山に行こうと家族に提案してみました。
娘は登山があまり好きじゃないようなので手頃な山じゃないと行ってくれなかったりします。奥さんも本格的な登山には前向きじゃないので、人で溢れかえってると容易に予想できるのですが、今まで行ったことがなく電車で手軽に行けるということで高尾山に行ってみることになりました。

朝7時に自宅を出発して高尾山に向かいます。
新宿湘南ライナーで新宿まででて、京王線準特急で乗り換えなして高尾山口駅まで約2時間。朝早いからか予想してたより電車は空いてて京王線は余裕で座ることが出来ました。

高尾山の登山はコースが全部で8つあります。陣馬山コースはガチな人が上るコースなのでそもそも対象外。ここ最近は妙に暑いので清流沿いに歩く6号路( びわ滝コース )で登山することにしました。

コース名トイレ茶屋全長
1号路( 表参道コース )8ヶ所3ヶ所3.8Km
2号路( 霞台ループコース )2ヶ所1ヶ所900m
3号路( かつら林コース )なしなし2.4km
4号路( 吊り橋コース )1ヶ所なし1.5km
5号路( 山頂ループコース )2ヶ所1ヶ所900m
6号路( びわ滝コース )1ヶ所なし3.3km
稲荷山コース( 見晴らし尾根コース ) 3ヶ所0ヶ所3.1km
高尾山・陣馬山コース7ヶ所7ヶ所18.5km

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高尾山を6号路( びわ滝コース )で登ってみました

まずは各コースの分岐するケーブルカー乗り場まで歩きます。

電車は比較的空いていたので、ひょっとすると思ったほど混んでないかもと思ったりしてましたが、全然そんなことはなく、駅に着くと人で溢れかえってました。写真はシャッターチャンス狙ってるので人が少ないように写ってますが、トイレに10分待ち、ケーブルカーは20分待ちでした。紅葉シーズンはケーブルカーは1時間待ちらしいので、それと比べれば随分ましなのかもしれません。

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稲毛山コースと6号路はケーブルカー乗り場を左に進みまびわ滝川沿いの道を進みます。軽装の普段着な方々がケーブルカーで運ばれていくのを横目に90分の山道を歩き始めます。

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6号路と稲毛山コースは足場が整備されていないので、比較的山の装備を整えた方々が多かったです。連休中は人が多いためか6号路は登り専用に規制されていました。
見てると大凡半々の割合で稲毛山コースと6号路に分かれていく感じでした。

高尾山は初なので他のコースと比較できませんが、個人的な結論を先に言えば6号路を選択したのは正解でした。理由は2つ。
1つは一方通行は想像以上に快適です。基本登り降りで人が交差することもなく人混みで疲れて不愉快な気分になることは皆無でした。
2つめは比較的ガチっぽい人が多いためか、一定のペースで登る方々ばかりで渋滞することは一度もありませんでした。自分おペースで快適に登山を楽しむことができました。

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高尾山は超入門コースと聞いてはいましたが、ポイント13までは比較的なだらかな勾配で小さな子でも余裕です。前日も当日も晴天ならジョギングシューズでも楽勝です。

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途中幾箇所か沢に降りられるので水遊びをするも良しです。小学年低学年と思しき子どもたちが沢で遊ぶ姿をよく見かけました。

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6号路は終始杉林に囲まれたコースで正直見晴らしはよくありません。しかも花粉症の元凶でもあるスギ花粉がまだ舞っているようで花粉症の人は注意が必要です。僕は薬を飲んできてなかったので歩き始めてすぐに花がムズムズし始めました。憎き杉ばかりですが森林と清流から漂うマイナスイオン的な何かに包まれてる感じがするので癒やされることは間違いないです。

展望を望むなら別名見晴らし尾根コースとも呼ばれる稲毛山コースがおすすめらしいですよ。

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しばらく歩くと弘法大師の伝説がある岩屋大師の前に出ます。何枚かシャッターを押下したのですが、何故かどれも写真のピントがあいません。謎。
そこからしばらく歩くと、びわ滝が見えるはずなのですが最後まで巡りあうことができませんでした。あとで調べてみると途中の分岐で脇道にそれて歩きびわ滝まで行くようです。思い返せば分岐点ありました。また沢に続く道かと思いすっ飛ばしました。あれだったんですね。残念。

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6号路の醍醐味は13から。周りの登山客もこっからが本番だからねーって行ってるのをよく耳にしました。正直ここまでは完全なハイキングだったので、いよいよ楽しめるかっ!?とワクワクしました。

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しばらく歩いて先ほど聞いた言葉に納得。いきなり沢と道が合流します。ここからは沢の中をジャブジャブと歩きはじめなければなりません。ゴアテックスの登山靴は水も泥も弾いてへっちゃらでしたが、運動靴で来た娘は流石に靴下までグチャグチャに濡れるは、ツルツルに滑る流木で転んで手が泥だらけになるわでテンションダダ落ちです。

そもそも娘も2年前に買った登山靴があるのですが、子どもの成長は早いものでキツくなってしまってました。仕方なく運動靴を履いてきたのですが選択ミスだったかもしれません。
ここから一気に娘は不機嫌になってしまいました・・・ʅ(◞‸◟)ʃ

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沢を抜けたら結構急勾配の木の階段がひたすら続きます。個人的には13を超えたあたりからやっと登山が始まった気分でして、木の階段も山を登ってる感があって楽しんでいたのですが、娘はここで心が折れたようです。
もう登山一生やらないとブツブツ言ってました。(◞‸ლ)

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今までの登山は娘がまだ小さかったので、おおよそコースの所要時間の1.5倍ほどの時間を要しましたが、今回は時間通り90分で登り切ることができました。

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後は各コースの合流点となる山頂に向かうだけなのですが、ボランティアの係の人が山頂はものすごく人が混んでるので、ここでお弁当を食べるのが正解ですよ的なことを言ってるのを耳にしたので、ここでおにぎりを食して人休憩しました。これが大正解だったことを15分後に知ります。

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休憩したらいよいよ山頂へ!

ヤバイ!これは激混みの山手線かっ!?って思うほどの人で溢れかえってます!茣蓙を敷いて弁当を食べるってレベルじゃありません。これだけ人が溢れてると心無い人もたくさんいるわけで、山頂はとても気持ちよく過ごせる雰囲気ではありませんでした。ヾ(*`Д´*)ノ"

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山頂の記念撮影も待つこと15分。記念写真を撮るだけでも待ち行列がすごいです。

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ま、でも山頂かからの景色はなかなか良かったです。遠くのほうが雲が多くガスってましたが、富士山もうっすら観ることが出来ました。

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東京都の町並みも一望することができます。もっと朝早く来れば空気も澄んでて遠くまで見渡せるんでしょうね。

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山頂の売店でアイスクリームを買って娘のご機嫌を取り、帰りは1号路で降りることにしました。登りと下りでルートが違うと違う景色を楽しめるのが良いです。
1号路は道が整備されてるため、普段着の観光客が多くとにかく多いというのが第一印象。子どももお年寄りも多いので、ペースも乱れがちで意外と階段も多いので、なんだ逆にか疲れちゃう感じでした。

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暫く行くと薬王院ってところに到着。なんだかよくわからないまま他の人の行いを真似て100円を100枚の1円玉に両替し、境内の周りを囲むように立っている88体のお地蔵さんに1円玉を添えてお祈りしてきました。
あとで調べてみると、この地蔵は四国のお遍路の各札所の守り本尊を順番に88体並べてありプチお遍路さん気分で巡拝するものらしいです。

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高尾山といえば天狗伝説が有名らしいです。ちょこちょこっと調べてみたら、高尾山は修験道根本道場として知られており、修験者(山伏)が勇猛精進し山中を自在に駆け回る姿が天狗と同一視されたとのことです。

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全く良くわかってませんが、右が高い鼻と団扇を持った方が大天狗。左の剣を持ったほうが小天狗。よくよく見るとカラスのようなクチバシをしてますが別名烏天狗でした。見てる時は基本無知で何も知らず、ブログ書くために後で調べる派だったりします。

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薬王院でお団子を娘に与えてエネルギー補給させるも精神的に飽きちゃったみたいで、リフトに乗って降りると言って聞かないので25分待ちのリフト乗り場へ移動。
40分も歩けば下まで降りられるので、待ち時間を考慮すると五分五分なのですが、まぁ結果的にリフトからの景色も楽しめたので良かったです。

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そんなこんなで高尾山の登山は終了。振り返ってみれば、朝9時過ぎに駅に到着し、4時間後の1時過ぎには帰りの電車に乗って帰るという非常にコンパクトな時間で楽しむ登山でした。

初めて高尾山に来てみましたが、まぁ正直1回来ればいいかなって感じです。次はやっぱりもっと登山してる気分が味わえる山に登りたいな。それにしても人が多かった・・・(◞‸◟)
おしまい。

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