私的利用のため環境省花粉観測システムのブログパーツ化

気がつけば既に4月です。世の中的には花粉症の症状が治まりつつある人もいることでしょうが、そろそろヒノキ花粉が猛威をふるう季節になり目が痒いし鼻は詰まるし、まだまだ花粉症に悩まされる日々が続きそうです。この時期も相変わらず花粉症対策の薬漬けな日々を過ごしております。

というわけで変わらず日々の花粉飛散量が非常に気になるわけです。花粉飛散量を取得する web API とかないかなぁ〜と調べてみたらこんなのを見つけました。いずれも環境省と厚生労働省が管理する環境省花粉観測システム(はなこさん)の観測数値をもとにした個人サービスです。

- スポンサーリンク -

環境省花粉観測システムのトップページに著作権について明記があります。

本サイト上に掲載されている資料・データ等の著作権は、環境省及び厚生労働省が保有します。
複製、転用、改変、販売、譲渡、翻案等二次利用及び営利目的とした利用を禁じ、本格運用後、詳細について決定することにします。

こちらも随分昔に記述した天気予報のメタデータと政治的なお話と同じ香りがします。環境省及び厚生労働省が観測していると言うことは、我々が納めている税金が使われていることになります。であれば国が提供する他のデータ同様に個人的に利用する分には利用しても良いのでは・・・。

と思って環境省水・大気環境局大気環境課に問い合わせてみましたがなしのつぶてです。まぁ前述の3つのツール類も結構前に世の中にでているけど存続し続けていることを考えると、察して知るべしと言ったところなのでしょうか・・・。

-- 追記 2011/4/12 --

問い合わせメールに対して返信がありました。出展を明記することで掲載の許可がおりました。

お問い合わせの件ですが、当ホームページの内容の全部又は一部を使用する場合は、私的使用又は引用等著作権法上認められた行為として、適宜の方法により出所を明示することにより、引用・転載複製を行うことができます。
ご使用にあたっては、上述のとおり出所を明記していただくようにお願いしておりますので、ご承知おきください。


というわけで以下は個人的に私的利用した備忘録です。 (σ´∀`)σ

本日の花粉散布情報ツールの導入方法についてのメモ

  1. 設置する html もしくはテンプレートでツール起動の JavaScript を追加

    花粉情報をを表示したいページの </head> の前あたり(つまりその他の JavaScript や CSS が記述してあるところ。)に以下のコードを追加。

    <script language="javascript" src="https://www.drk7.jp/pub/js/Drk7jpPollen/prototype.js"></script>
    <script language="javascript" src="https://www.drk7.jp/pub/js/Drk7jpPollen/xml2json.js"></script>
    <script language="javascript" src="https://www.drk7.jp/pub/js/Drk7jpPollen/Drk7jpPollen.js"></script>

    今回は、drk7jp でサービス提供中の MTWeather を併用していて既に prototype.js, xml2json.js のコードは記述済みであったので、Drk7jpPollen.js のみ記述しました。見た目の変更などをにカスタマイズを加えたくなったときには、下記 URL のファイルを保存して修正して別サーバに設置して対応する予定です。

  2. 花粉情報を表示する箇所に場所特定コードを追加

    次に、お天気情報を表示したい位置に以下のコードを追記します。Drk7jpPollen.js によって指定の場所にコンテンツが動的に差し込まれます。忘れてしまいそうなのでサンプル url を後述する。

    <div id="jpx_menu"></div>
    <div id="jpx"></div>
    <p class="alignR" style="padding:0;margin:0">powered by <a href="http://kafun.taiki.go.jp/">環境省花粉観測システム</a></p>
    

  3. Drk7jpPollen.js の動作確認

    MovableType を再構築して下記のように、花粉散布情報が表示されることを確認。JavaScript がなかなか旨く機能しなくて苦労しました。

    img001.jpg

    コーディングの際にバグで表示されなかったときの原因として、おおよそ下記のミスを犯していました。

    • ファイルを utf8 以外の文字コードで保存してサーバへ upload していた。
    • html 内に埋め込む JavaScript のコードが typo でミスっていた。
    • iPhone の safari など一部で非対応のブラウザーがある模様。力尽きて放置中。

    プルダウンにて地域を選択することで、Ajax 技術により動的に花粉飛散情報が変更され、地域名は Cookie で保持する仕様にしたので、次回ブラウザ表示時にも同じ地域の花粉飛散情報が表示されるところまで確認しました。iPhone4 の safari にブックマークして閲覧してみたのですが、loading のままで表示されずな問題が発覚しましたが、取りあえず放置未対応のままです。

その他、仕様についての備忘

  • XML2JSON および 環境省花粉観測システムにて公開されている各種データを利用。いずれかのサービスに接続できない状態の場合は、花粉飛散情報が表示されない。
  • データは環境省花粉観測システムにあわせて cron で毎時更新とし、最新の2時間分のデータを表示。
  • 結果は XML2JSON の仕様に応じて、一定期間キャッシュする。毎時間キャッシュクリアにより最新の情報が表示されるコードを入れてみたけど、負荷見合いで最新情報が表示されない場合があるのを確認済み。どうするか未定。

動作確認用のサンプルはこちら。

- スポンサーリンク -

関連する記事&スポンサーリンク