15年ぶりのクルージング!日本橋・東京港めぐりを楽しんできました

船に乗ったらほぼ確実に船酔いする人間なので極力船に乗らない人生を歩んできました。

今後も極力船に乗るのを避けて生きていきたい所存でございますが、梅雨入り前のある晴れの週末、突然にも 15 年ぶりに船に乗ることになりました。

そもそも船に乗る予定なんか皆無で、15 年間使ってきたお気に入りの包丁のメンテナンスのために木屋って刃物屋に行く目的で日本橋を訪れてました。店に行く道中、たまたま日本橋の橋の上から見かけた船着場の人だかりが気になり、近寄ってみると隅田川や東京湾をめぐるクルージングに列なす人々の群れでした。

まぁ当然、娘と奥さんは乗ってみたくなりますわな。
そんなわけで、突然にクルージングすることになったわけです。いやマジで内心船酔いしないか不安で仕方なかったのです・・・。(˘・з・˘)

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参加したクルージングは(株)東京湾クルージングが運営している日本橋クルーズ・神田川クルーズってやつです。日本橋のすぐ下が集合場所です。コースは全部で3コース。

  • 45 分、1,500 円の日本橋・隅田川めぐり
  • 60 分、2,000 円の日本橋・東京港めぐり
  • 90 分、2,500 円の日本橋・神田川一周

絶対海のほうが並が荒く酔いやすいし、極力時間を短くしたかったので 45 分コースかなって心のなかで決めてたのですが、待ち時間の都合上 60 分コースを予約することになりました。

事前にやることはただひとつ。酔い止め薬を飲むことです。
不幸にも常備薬セットを持ってきていなかった(というか、そもそも刃物屋に行くのに常備薬は不要だっだからね)ので、薬局に駆け込んで酔い止め薬を買って飲みました。念のため家族全員が薬を服用しました。

60 分日本橋・東京港めぐりのコース

コースは概ねこんな感じです。一生懸命マップも書きました。赤色が航路です。
日本橋船着場〜日本橋川〜豊海橋〜隅田川〜永代橋〜隅田川支流〜月島〜朝潮運河〜東京港〜レインボーブリッジ遠望〜竹芝ふ頭〜勝どき橋〜八丁堀〜霊岸橋〜日本橋川〜日本橋船着場

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乗車する船はエスエスNANO1号

そしていざ出発!
この日は、梅雨入り直前で日差しが痛いくらいの晴天でした。乗車する船はエスエスNANO1号って名前で、定員 40 名の静かな防音型エンジン搭載の高性能オープン専用船でした。安心の水洗トイレ付きです。

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日本橋船着場〜日本橋川〜豊海橋〜隅田川

まずは船に乗らないと観ることのできない日本橋くぐりです。この日はノリの良い通行人が多く、橋の上から手を降ってくださる人が沢山いました。

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川上方面に日本橋をくぐったら、ご丁寧に折り返して川下方面に日本橋をくぐってもらえます。
ガイドのお姉さんが話してたことを正確に覚えていないのですが、黒く焼けただれた石は、戦時中に燃え盛る船だか何だかが流れてきてぶつかった跡だそうです。

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日本橋川を下って行くと隅田川に合流します。隅田川って聞けば、スカイツリーと金色のう●こ雲です。

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見えるかなーと思って右を見てみるとスカイツリーが見えました。地理感覚が鈍いので現在地を把握する能力に欠けるのですが、スカイツリーは思ってたよりも結構遠くでした。

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隅田川支流〜月島〜東京港〜レインボーブリッジ遠望

隅田川支流を月島沿いに下るとあっという間に東京港です。月島は多くの人が釣りを楽しんでいました。20年ぶりくらいに釣りもやってみたい!

東京湾からはレインボーブリッジやフジテレビの球体を観ることが出来ました。昼なので感動は薄かったのですが、夜は大変綺麗だとのことです。東京湾大華火祭クルーズってのが2015年8月8日に企画されてますが、そのときに花火とともに夜のレインボーブリッジを楽しむことができるそうです。まぁめっちゃ人気らしいので今から予約が取れるかは怪しいですけども。

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隅田川〜竹芝ふ頭〜勝どき橋

月島をグルッと回り再び支流から隅田川本流へと戻り復路へ。
竹芝駅当たりからは東京タワーがチラリと姿を見せてくれます。結構一瞬なので見逃さないようにね。

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そしてこち亀でも有名な勝どき橋です。奥には築地の裏側が見えます。築地の裏側は船からじゃないと観ることができないレアな景色とのことですが、市場も終わってる時間帯だったので閑散としていてふーんって感じでした。
それよりも気になったのは水質の違い。先ほどまでの東京湾は意外にも青く綺麗な色だったのに、隅田川に戻るとすぐに濁った茶色の水になりました。やはり川と海は全然違いますね。

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このツアー1番のレアポイントとガイドの姉さんが話していた勝どき橋の裏側。まぁ確かに船からじゃないとまず見られない景色です。
勝どき橋を今開こうとすると、交通がストップするのはもちろんのこと、それ以上に莫大なコストが必要となるらしく今後も開くことはまず無いだろう的なことを話してくれました。

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隅田川支流〜八丁堀〜霊岸橋〜日本橋川〜日本橋船着場

船舶の免許を持っている人には当たり前のことと思いますが、海にも信号があるってのをこの日初めて知りました。この日は信号は青だったのでそのまま素通りできましたが、信号なので当然赤信号のときもあり、その際には一次停船するとのことです。

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八丁堀周辺。支流に入るとさらに川の水が濁って汚くなる印象です。ここもその昔はとっても綺麗な川だったそうですが残念です。
そういえば、昔はこの辺りにひとつ川があったとか何とか言ってましたが詳しいことは忘れてしまいました。

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日本橋川に合流するちょい手前に現れる霊岸橋。このコースでくぐる橋で最も低い位置にかけられた橋です。
この日は実はアタリ日だったようで、潮の満ち引きと直近の降水量の関係で通常より水面が 3m も高かったため、霊岸橋は手で触れることが出来ました。これ以上水面が高くても運行できないので手で触れることができるのは大変珍しいとのことで、まぁラッキーでした。

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そんなわけであっという間に 60 分のクルージングが終わりました。
海もほぼ波立っていなかったので船も全然揺れることもなく、酔い止めが効いてたのか船酔することもなくクルージングを純粋に楽しむことが出来ました。

一方、娘は酔い止めのせいで大変眠くなったらしく、熱いだの日差しが強いだの眠いだのと、ぶぅたれながら景色を見ることもなくダウンしてました。こっちは船酔いでもしたのかとハラハラしてしまいました。

そんなわけで娘には眠くなる酔い止め薬は服用させないほうが良いかもしれません。
ちなむに僕は 15 年ぶりに船に乗りましたが、穏やかな波限定で、体調万全、酔い止め薬服用、と条件さえ満たせばクルージングは楽しめることがわかりました。

クルージングしたら無性に東京湾で釣りがしたくなりました。
おしまい。

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