DSDS で SIM が 2 枚入る香港版 iPhone XS MAX(型番A2104)を買いました

こんにちわ、こんばんわ。ここ最近は職場環境の変化もあり比較的元気に過ごしてます。9 月最終週の有休を活用した連休を使って、溜まっているブログネタから個人的に情報発信していきたいものから順次執筆している次第です。

というわけで、今回はここ数ヶ月便利に使っている香港版の iPhone XS Max 型番 A2104 をご紹介します。

購入したのはもう随分前の話になってしまうし、先日 iPhone 11 が発売されたり、今回書く内容相当のメリットが IIJ の eSIM ベータサービスで実現可能だったりと、かなり紹介時期を逸した感が否めませんが気にせず記事を執筆していきます。

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香港版 iPhone を買う理由

そもそも iPhone の全シリーズが国内でも販売されているのに、何故手間をかけてまで香港版 iPhone を手に入れようとするのか?

その理由は 『プライベート iPhone と会社 iPhone の 2 台持ちに疲れた』 につきます。

何を隠そう、ほんの一年ほど前まではプライベートは FOMA ガラケー、会社スマホは iPhone という構成での 2 台持ちでした。その頃から長らく 2 台持ちは無理ゲーすぎると感じてまして、実際月に数回程度しか使う機会のないガラケーは鞄に入れっぱなしで、着信があれば後でかけ直し、i-mode メールは適度にチェックする感じでした。

子供の成長とともに家族三人でガラケーからスマホに乗り換え、その頃から iPhone 2 台持ちが続いていました。お察しの通り、ガラケーですら 2 台持ちが無理なのに全く同じ用途の iPhone が 2 台もあっても同時に持ち歩くわけがありません。結局、片方の通話を転送設定して、持ち歩くのは会社スマホだけになりました。この頃からほぼ i-mode メールは見なくなりました。

一部の香港版 iPhone はデュアル SIM 対応

ある日のこと、香港版 iPhone の一部機種は nanoSIM を 2 枚入れることができると知りました。中国本土では eSIM 非対応事情を勘案して物理 SIM が 2 枚入る仕様になっているとのことです。Apple のサイトにも説明がありました。

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昨今では Android においては SIM が物理的に入るスマホは珍しくもありませんが、SIM が 2 枚入る iPhone は香港版(中国版)しか存在しません。国内版の iPhone XS シリーズおよび iPhone 11 は物理 SIM + eSIM という仕様となりますが、3 キャリアとも eSIM サービスは行っておらず、事実上 SIM は一つしか利用できません。執筆現在では IIJ が eSIM のベータサービスを開始していますが、僕のようにすでに手元にある 2 つの SIM を入れたいという要望を叶えることはできません。

少々専門的用語になってしまいますが SIM が 2 枚入るといっても 4 つのタイプが存在します。香港版の iPhone は下記タイプのうち DSDS と呼ばれる仕様となります。いつかは DSDA 仕様の iPhone が出て欲しいところです。

● デュアルSIM・シングルスタンバイ(DSSS)
待受は片側の SIM のみ。もう片方の SIM は圏外となるため着信不可。SIM の待受は手動で切り替える必要がある。

● デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)
両方の SIM が待受状態となり両方の電話番号で着信可能。主回線のみで 4G が利用可能であり、副回線は 3G 利用となる。SIM は同時利用はできないため、通話中はもう片方の SIM で通信することができない。

● デュアルSIM・デュアルVoLTE(DSDV)
両方の SIM が待受状態となり両方の電話番号で着信可能。両方の SIM で 4G 利用可能。SIM は同時利用はできないため、通話中はもう片方の SIM で通信することができない。

● デュアルSIM・デュアルアクティブ(DSDA)
両方の SIM が待受状態となり両方の電話番号で着信可能。両方の SIM で 4G 利用可能でありつつ、同時利用可能なため、通話中ももう片方の SIM で通信が可能な最強のデュアルSIM。

デュアル SIM 対応な香港版 iPhone の型番まとめ

執筆現在の情報としてまとめるとデュアル SIM 対応の香港版 iPhone は以下の 5 機種があります。いずれの機種も型番が重要です。国内版、北米版、香港版で型番が異なるため、購入を検討されている方はご注意ください。

* iPhone XR (型番 A2108)
* iPhone XS Max (型番 A2104)
* iPhone 11 (型番 A2223)
* iPhone 11 Pro (型番 A2217)
* iPhone 11 Pro Max (型番 A2220)

海外版 iPhone はシャッター無音化可能

人によってはこちらのメリットのほうが遥かに嬉しいかもしれませんが、海外版の iPhone はマナーモード時にはカメラのシャッター音が無音になります。個人的に気になるのは、国内版 iPhone はマナーモード時においてもスクショ(スクリーンショット)ですらバシャッ!と音が鳴ることです。せめてスクショは無音にして欲しいところですが、香港版 iPhone はマナーモード時には完全無音となります。

食事する前にまずスマホで撮影...と、ツイッターやインスタなどに投稿する映える写真の撮影に忙しい人をよく見かけます。まぁ自分も写真は撮るので人のこと言えませんが、国内スマホはバシャッ!バシャッ!と音がでかすぎると思います。シャッター音の意義は理解できているのですが、せめてマナーモードでは音を抑制して欲しいところ。

香港版 iPhone 開封の儀&データ移行

開封の儀

開封の儀と言いつつ、もはや数ヶ月たった後なので意味はないのですが、まぁ思い出として記録してました。

購入したのは XS Max 256 GB のホワイト。過去に iPhone, iPad のガラスを割ってからは手帳型ケースに入れることにしたので、色はまぁなんだった構わなかったりします。

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AC アダプターはもちろん中国仕様なの 3 ピンの BF タイプが入っています。国内では使うことができないので電子機器ゴミでしかありませんが、今どき USB 充電で困ることはないので全く問題ではありません。

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これが噂の SIM アダプタ。裏表両面に nanoSIM を貼り付けることができます。物理的な優先順位という概念は特にないようです。

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新しい iPhone へのデータ移行

iOS 12.4 は機種変更が大変便利になり、ワイヤレス移行機能を使うことで PC を介さずとも古い iPhone から新しい iPhone へデータ移行するのが簡単にできちゃいます。ホーム画面のレイアウトや LINE 履歴など含め、現在使用している iPhone のほぼ全てのデータと状態を、新しい iPhone に転送できます。Google Authenticator など一部のアプリのデータは消えちゃいますが、まぁ待てば良いだけなのでとにかく楽です。

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ワイヤレス移行機能をセットして、お出かけでもすれば帰ってくることにはデータ移行は完了しています。サクッと半日程度で機種変完了です。

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iOS の設定

SIM が 2 枚見つかると以下のようなモバイル通信設定画面が表示されます。ナビゲーションどおりに進めていけば、何ら困ることはありません。

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まずはじめに 2 つの電話番号にラベル(名前)をつけます。デフォルトで用意された名前以外に自分で名前を定義することもできます。

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次にデフォルト回線をどちらにするかを決定します。わかりやすく言えば、通話はどちらの SIM でも可能ですが、通信する SIM はどちらか片方になるので、どちらの SIM で通信するか?を設定します。

後で設定変更をしたい場合には、『設定 > モバイル通信 > モバイルデータ通信』から設定変更が可能です。

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正しく SIM が認識され利用可能な状態となると、下のピンク枠のような表示になり、電波が 2 つ表示されるようになります。

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落とし穴:プロファイルは 1 つか設定できない

これで長年不満に感じていたスマホ(またはガラケー)の 2 台持ちから開放されることができました。電話をかけるときはデフォルト回線が優先されつつも、電話をかける前にどちらの回線を利用するか選択することができます。

ただしデータ通信に関しては落とし穴がひとつありました。プロファイルの設定は切り替えることができないため、キャリア回線と格安 SIM 回線を併用する場合、格安 SIM のプロファイルが邪魔をしてキャリア回線で通信ができないことが判明しました。つまりは格安 SIM からキャリア回線にデータ通信を切り替えたいときはプロファイルをいちいち削除し、もう一度格安 SIM へ戻すときには IIJ なりが配布しているプロファイルをインストールし直さなければなりません。一時プロファイルの無効化機能をぜひとも搭載していただきたいところです。

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購入方法とデメリット

香港版 iPhone の購入方法

香港版 iPhone を手に入れる方法については、大きく分けて 2 つあります。僕の場合はネットショッピングが便利すぎるので、いつも expansys を利用しています。Amazon などでも売っていますが、この類のものの場合はイマイチ信用していないこともありネットで買うなら expansys がオススメかなーと思います。違う型番が来たら泣くに泣けないので。そういった意味だと秋葉原に足を運んで現物見て買うのも物があれば間違いないですね。

  1. 秋葉原に行ってイオシスなどで買う
  2. expansys などの海外輸入代行店を利用して買う

最後にデメリット

最後に香港版 iPhone のデメリットを列挙しておきます。まぁデメリットもそれなりにありますが、個人的にはあまり不満がないので軽く触れる程度にします。ググればより詳細な情報は見つかると思います。

  1. 国内版に比べてかなり価格が高い
  2. 輸入関税が受け取りの際にかかる(概ね価格の 6% 程度)
  3. 国内での Apple サポートがどうなるか不明
  4. LTE 対応周波数帯(バンド)が国内版と比較して限定されている
  5. プロファイルは 1 つか設定できない

香港版 iPhone XS Max について書いてきましたが、今買うなら間違いなく iPhone 11 シリーズです。型番さえ間違わなければ内容は参考になるかと思います。

最後に結論。

香港版 iPhone 、お高いけど 2 台持ちから開放されるメリットがでかすぎます。国内版も eSIM じゃなくデュアル物理 SIM 版を選択できるようにして欲しいものです。

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