年末年始に生まれて初めて肺炎にかかり寝正月になりました

2016年あけましておめでとうございます。いやぁーこの年末年始は僕にとって過去を振り返ってもワースト3に入る年末年始となりました。

12月上旬からどうにも体調が悪かったのです。症状としては熱もほぼないのに、どうにも喉がイガイガして咳や痰もでるし、気管支が炎症している感じが常時あり黄色い鼻水もでる症状でした。自宅最寄りの病院で受診してもらったところ、鼻炎からくる気管支炎と診断されて大量の薬が5日分処方されました。薬を飲みきり一端は症状が改善されたものの、その一週間後からまた同じ症状が現れ始めました。子どもから風邪を移されたと思い、そのまま年末の旅行を決行したものの、実家に帰省した翌日にはどうにも胸が炎症しててもやもやする違和感に耐え切れず、実家直ぐ前の昔のかかりつけ医に駆けつけて診断してもらいました。

とりあえず言われるがままネブライザーを吸ったのですが、どうにも胸の違和感が取れないと先生に訴えたところ、それなら念の為にレントゲン撮っておこうとレントゲン室で撮影。直ぐに先生に呼ばれて肺炎の疑いが濃厚だと伝えられました。
その時のレントゲン写真がこちら。肺全体に雲のような靄がかかっています。

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肺炎と言っても原因別にいろいろ分類されます

肺炎診断を受けた時に何度も聞かれたこととして、「タバコを吸っているか?」「働いてる場所は粉塵が舞ってるか?」でした。調べてみると肺炎を原因別に大きく4分類することができるそうです。この問診は感染性肺炎か機械的肺炎かを見極めるための問診だったと推測されます。

分類概要
感染性肺炎細菌、ウイルスに感染して起こるものなど。
機械的肺炎誤嚥や胃酸逆流などに伴い口腔内の雑菌が気管内部に入り込んで起こるもの、微粒子の吸い込みで起こるものなど。
薬剤性肺炎薬に体するアレルギー反応、薬のもつ潜在的な毒性によって引き起こされるもの。
症候性肺炎病気から身を守る免疫機能に異常が発生し、自分自身の肺を壊してしまうもの。

今回の病名はマイコプラズマ肺炎が濃厚らしい

年末の病院が休業となる前日に駆けつけたあり血液検査しかできなかったため、現時点で正確に病名を断定することができていない状態です。なので新年自宅に戻ってきてから診断結果を持って大きめの病院で再診察を受けなければならない状況だったりします。

とりあえず現時点での問診および血液検査から判断して以下の様なことを言われました。

1. タバコは一切やらないし、部屋も感想はしてるが一般的なオフィスということで、機械的肺炎として代表的な COPD(慢性閉塞性肺疾患、いわゆるタバコ肺)や誤嚥性肺炎、吸入性肺炎などは考えにくいから、機械的肺炎は考えにくいと診断されました。

2. 過去振り返っても熱は微熱で現状は平熱、血液検査ですべての値が正常値であったため、細菌性肺炎やウイルス性肺炎ではなく、非定型肺炎だと推測される。

1,2 の結果から非定型肺炎の中でもっとも割合の高いマイコプラズマ肺炎だと推測される。との診断結果でした。

まぁ折角の機会でもあるので、用語の整理や自分の知識を深めるため感染性肺炎について調べてみました。感染性肺炎は大きく3つに分類されることが多く、病原微生物の種類により「細菌性肺炎」「非定型肺炎」「ウイルス性肺炎」に分類され、それぞれ治療薬が異なるそうです。また複数の菌が混合感染している場合もあるそうです。

細菌性肺炎について

普通に肺炎と言う場合には、この細菌性肺炎のことを表します。ウイルス感染症である風邪を引いた契機に、体力・免疫力が低下した場合にウイルス感染に続いて生じた細菌感染により起こる肺炎です。原因となる菌や微生物として代表的なものは、肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、クレブシエラ菌などがあります。

*症状

38度以上の高熱、激しい咳、黄色っぽく粘り気のある痰、胸の痛みや呼吸障害、倦怠感や食欲低下などが起こります。

*治療法

軽症で外来に通院することができれば、咳止めや解熱剤などの経口剤の投与をし、自宅で安静に療養することで、1〜2週間で改善します。病状が重い時には入院が必要になります。

ウイルス性肺炎について

かぜ症候群として代表的なインフルエンザウイルスや水痘ウイルス、麻疹ウイルスなどが原因で起こる肺炎です。感染したウィルスによって症状が違うという特徴があり、命の危険性を伴う場合もあるため注意が必要です。
また、比較的子どもがかかりやすいことも特徴的です。

*症状

症状は一般的な風邪の症状に続いて、激しい咳、発熱、倦怠感、頭痛、嘔吐などが現れます。ウイルス性肺炎は細菌の感染と合併しているケースも多いです。重症化すると高熱や激しい咳と共に呼吸困難に陥る場合もあります。

*治療法

インフルエンザ以外のウイルスから発生した肺炎には、効果的な薬がありません。そのた苦しい咳や高熱を緩和させるための対症療法などがとられます。

非定型肺炎について

病原微生物によって起こる肺炎です。原因となる病原微生物として代表的なのはマイコプラズマです。次いでクラミジア、レジオネアなどがあります。症状と治療方法は原因により異なります。

*マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマという病原微生物の感染によって起こる肺炎です。非定型肺炎の30〜40%を占めるといわれています。 初期症状は風邪とよく似ています。乾いた空咳が長い期間出ることが特徴的です。熱は微熱から38度以上の高熱と個人差が有り、倦怠感、喉の痛みや鼻水鼻詰まり、痰の絡む乾いた咳が特徴的です。 またマイコプラズマは感染力が強いことも特徴です。潜伏期間は感染してから2〜3週間です。感染者からの飛沫感染で知らない間にマイコプラズマ肺炎に感染してしまうことも多く、幼稚園や学校などで集団感染したり、家庭内感染によって大人でもかかる肺炎です。

*マイコプラズマ肺炎の治療法

マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質を1週間〜2週間ほど内服します。最近はマクロライド系抗生剤が効かない耐性菌の出現が問題となってきています。

*クラミジア肺炎の症状

クラミジアという病原微生物の感染によって起こる肺炎です。長引く頑固な咳や軽いかぜ症状が主で、高熱などの激しい症状をきたすものは少ないのが特徴です。自然に治ることもあるが、高齢者では症状が重症化の傾向にあります。

*クラミジア肺炎の治療法

クラミジアに効果のあるマクロライド系、テトラサイクリン系の抗生物質を1週間〜2週間ほど内服します。

*レジオネラ肺炎の症状

温泉、循環式風呂など、水を介してレジオネラという病原微生物が感染することで起こる肺炎です。症状は大きく2つに別れ、肺炎型では全身倦怠感、頭痛、筋肉痛で始まり、高熱、呼吸困難、下痢、意識障害がみられ、重症で死亡率が高いのが特徴です。非肺炎型(ポンティアック熱型)では発熱、寒気、筋肉痛がありますが比較的軽症です。

*レジオネラ肺炎の治療法

普通の抗生物質は効果が得られず、ニューキノロン系抗菌薬の点滴投与や、抗結核薬の1つであるリファンピシンなどの抗生物質を投与します。

(仮)マイコプラズマ肺炎として処方された薬

とりあえず(仮)マイコプラズマ肺炎として今回処方された薬は、下記のとおりです。調べてみたところ、マクロライド系抗生剤が効かない耐性菌を推測してかニューキノロン系の抗生物質が処方されました。
1/4 から診察開始の病院に行くまでの 8 日間分と大量の薬が処方されました。下4つの薬は飲み薬として調合された薬なのですが、これが超絶まずくって飲むのは結構苦痛です。

効用
クラビット錠ニューキノロン系抗生物質、マイコプラズマ肺炎に効く薬
アストミン錠中枢神経に位置する呼吸中枢に作用することで咳を鎮める薬
インベスタンドライシロップ咳、鼻水、鼻詰まりに効く薬。抗ヒスタミン薬で、皮膚疾患、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹などを抑える効果
ニチコデ配合散気管支をひろげて咳をしずめ痰を出やすくする薬
メプリンドライシロップ気管支をひろげて呼吸を楽にする薬
ムコダイン痰や膿の粘りをとり排出しやすくし、副鼻腔粘膜や気管支粘膜の線毛細胞を修復する薬

その他、受診した当日と翌日の二回、点滴を受けました。点滴液は処方箋を確認したら下記の成分でした。こちらもマイコプラズマ肺炎を想定した内容の薬となっていました。この二回の点滴を受けた後、咳き込む症状はかなり収まりました。

効用
KNMG3号輸液体内に必要な水分、ミネラルやエネルギーを補給する各種ミネラルや糖質を含む薬
クリンダマイシンリン酸エステル注射液クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、ペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、マイコプラズマ属の蛋白合成を阻害し殺菌作用がある薬
大塚糖液水分や糖質を補給し、脱水症状や低エネルギー状態などを改善する糖液
ミノサイクリン塩酸塩点滴静注用テトラサイクリン系の抗生物質で、細菌の蛋白合成を阻害することにより抗菌作用がある薬

まだ断定はできないけど、マイコプラズマ肺炎の場合は感染力が強く人に映るため、肺炎診断がくだされてから部屋隔離。無用に外に出歩くな、お酒禁止、お風呂も程々にして温泉禁止、という残念な生活を余儀なくされました。
御飯食べるときにはマスクして部屋に集まり、さっさと食べてまた隔離部屋で寝るの日々を送ってまして、超絶暇暇暇な年末年始となってしまいました。

とりあえず、明日は仕事はじめというよりは再診断うけるために貸してもらったレントゲン写真を携えて、朝の6時に診察券出すところから始まります。
とまぁ健康第一だなぁと思い知らされた年始めの第一筆目でした。

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