2015年年末旅行記 - 一度来てみたかった伏見稲荷の千本鳥居が凄かった

思ったより日記が長くなってしまいました。2015年の年末旅行記その3です。

平等院鳳凰堂やら甘味処を満喫したので、次なる目的地へと向かいます。再び JR 奈良線に乗って移動、稲荷駅で下車します。稲荷駅といえば伏見稲荷大社。伏見稲荷大社といえば千本鳥居。今回の旅のプランは全て奥さん任せですが、ここ伏見稲荷大社の千本鳥居は一度は見ておきたかったところです。

この稲荷大社、応仁の乱で稲荷社も山上の建物を含めてすべて焼失してしまったので、現存する本殿などは再建されたものことです。千本鳥居でふと思い出したのがが、数カ月前に一気見した「狩野英孝の行くと死ぬかも知れない肝試し」シリーズ。たしか稲荷大社の映像が出てて、鳥居は結界だから数が多いとそれだけのものを封印してるとかなんとか。

一緒に思い出した娘から、もの凄いものが封印されてるんだよね?と問いかけられますが、まぁ歴史的うんちくは苦手分野でようわからんですわ。(;´д`)トホホ…

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千本鳥居について調べてみました

レファレンス協同データベースによりますと、この辺りは神の降臨地であるお山の入口に当たり、現世から神の坐す幽界への関門として多くの鳥居が建てられたと考えられているそうです。鳥居が二筋の参道に、左右二本併行して立ち並べられた理由は不明ですが、両部思想による金胎二界を表したものではないかといわれているそうです。また、これらの鳥居は、江戸〜明治時代に参拝者の奉納により建てられはじめられたそうです。

鳥居を献ずることによって、願いが「通る」という語呂合わせから生まれた信仰だとされており、願いが「通る」たびに鳥居を大きなものに変えて奉納する風習があるそうです。

ちなみに鳥居の奉納料は小さいもので 17.5 万円、一番大きいもので 130.2 万円です。結構お高い・・・。さり気なく鳥居の所々に下記のような「鳥居奉納のご案内」看板が立ってます。一番小さな 5 号なら個人でも払えなくもないような気がします。

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鳥居の数は、稲荷山全体で約 1 万基が奉納されていて、そのうち千本鳥居は約 800 基ほどあるそうです。ちなみに頂上までの鳥居の数は、実際に数えた人の情報によると約2400 基ほどあったそうです。なお鳥居は木製のため雨や風により劣化損傷が激しいため、平均して 1 日に 3 本弱が入れ替えられているそうです。

千本鳥居はとにかく人が多い!覚悟しよう!

それにしてもまぁ想像以上に人が多い。千本鳥居は超人気スポットなのか、日本人も外国人も含め観光客でごった返しています。鳥居の真ん中で記念撮影なんていつまでも待ってもシャッターチャンスは訪れないほど混み合ってます。これにはびっくり。

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そして完全に千本鳥居をなめてました。平坦な場所に立ってる鳥居を千本くぐるだけかと思っていたので、荷物をパンパンに詰め込んだ 15kg ほどの登山用バッグをロッカーに預けることなく背負ったまま参拝してしまいましたが、まさかの登山。本来の登山時の荷物と違ってパソコンやら何やら重たいものを詰め込んでたので、終始肩が痛くて仕方がありませんでした。完全に下調べ不足です。

ある意味、意図せず家族で登山を楽しむことができたと思えば個人的にはラッキーではありました。

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おもかる石、僕は超重いと感じたぞっ!ヤバイ!

二列に並ぶ千本鳥居を抜けると奥社奉拝所に着きました。ここまで約 10 分です。ここまでは超激混みです。

ここには人気の「おもかる石」がありまして、なぜだか娘のほうが物知りでした。願い事を心に秘めながら石を持って、軽いと感じたら願いが叶い、重いと思ったら願い叶わずという石らしいです。本当かどうか怪しいもんですが、むっさ重かったです。ってか、これ軽いと思う人いるんかいな?みんな超重いって言ってましたよ。

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更に 10 分程歩いて熊鷹社に着きました。ここまで来て登るのを諦める人、もしくはここまでが目的地の人は結構多かったです。

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熊鷹社から先は登山と思ったほうがいい!

ここから先はマジもんの登り階段が続きます。いわゆる登山っぽい登りが続きます。ここから人が減るのでシャッターチャンスは結構作れるので写真取るなら、此処から先に進むのは必須だと思います。

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ちなむに逆向きから撮影するとこんな感じ。表面には「奉」の字が書かれており、裏面にはどなたさんの奉納物かが書かれております。裏から見ると文字が呪文のように連なって見えておもしろいです。結構個人名の奉納物も多かったです。

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境内案内図の縮尺はめっちゃ適当だと思う

更に 10 分程歩いて四ツ辻に着きました。三度目の境内案内図が現れます。二度目の案内図は三ッ辻に立っているのですが、こんなに歩いたのに、まだここ!?おかしくね?と思っちゃいますが、その通り。歩いた時間から換算してみると、この案内図の縮尺はめちゃくちゃです。

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二ノ峰までくれば頂上までは後ひと頑張りだっ!

更に 15 分程歩いて二ノ峰(中社神蹟)に着きました。ここまでくれば本当にあと一息、もう一頑張りです。

ここらへんまでくると、流石に奉納した鳥居のメンテナンスが大変なのか、ぎっしり隙間なく並んでいた鳥居も若干の空きが見られるようになります。逆に言うと、いま奉納しても二ノ峰から一ノ峰付近にしか空きがないことを意味してると推察されます。

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更に 5 分程歩いてようやく登頂!一ノ峰(上社神蹟)に着きました。ここが立ち並ぶ鳥居の最後です。いやぁ足腰は大丈夫だったのですがマジで肩が痛かった。娘は若いからか意外と体力が有り常に先頭を切って歩いてましたが、奥さんがかなり疲れてた様子でした。

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まさか登山するとは思ってなかったねと話しながら何とか標高 233m を登りきりました。標高からすれば高尾山の半分程度のはずなのですが、稲荷山の方が随分と疲れた気がします。
ゴールでもある上之社神蹟を拝観したら来た道を下ります。知ってはいましたが意外と下りのほうが膝に来ます。膝が若干額付きながらなんとか下りきりました。

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階段の数を数えた人がいるようですが、なんと 1276 段もあるそうです。まぁ一度くれば満足なので再び登ることはないと思うので、どなたか数えてみて段数を教えてください!

とまぁ伏見稲荷大社で登山を満喫!?して程よく汗もかいたので温泉にでも・・・といきたいところですが、予想よりも時間を食ってしまっし、娘が早くジジババん家に行こうよと騒ぎ始めたので、京都にでて新幹線でとっとと名古屋まで戻りました。

個人的には、ここ伏見稲荷大社が今回の旅で一番良かった観光地でした。
おしまい。

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