初めて LCC バニラエアに乗ったけどコスパの良さはつらみに勝る

娘の卒業旅行を兼ねて奄美大島に行ってきました。旅の思い出を綴る前に人生初の LLC (Low-Cost Carrier:格安航空会社)搭乗体験をまずは書いてみようと思う。

そもそも飛行機にそれほど乗ったことがない人間。今まで乗った航空会社を思い返してみると国内はほぼ全て JAL、ANA だったと思う。海外行きで使った航空会社はキャセイパシフィック、大韓航空、エアロフロートくらいだったと思う。エコノミークラスしか乗ったことがありませんが、とにかく疲れるので飛行機はそんなに好きな方ではない。

背はデカイ方なので正直エコノミークラスの座席が狭くてつらい。バニラエアは更に座席が狭いと聞くので、そりゃつらみしかないだろうなと覚悟はしてましたが、まぁ結論から言っておくと想像通りしっかり狭かった。脚も組めないのでつらぽよでしたが、まぁ二時間の我慢と考えると金銭的メリットの方が大きいというのが結論でした。

というわけで結論を書いてしまったけど、まぁ振り返ってみます。

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奄美大島までの直通便

記事を書いてる時点で直通便は東京、大阪、福岡、鹿児島、沖縄のみです。残念ながら現時点では名古屋はないようです。ちなみに僕は埼玉在住なので羽田に出るのも成田に出るのもつらみしかないです。

東京から

JAL または バニラエアを使って直通で奄美大島まで行くことが可能。JAL なら羽田から、バニラエアなら成田から出発することになります。奄美大島までの所要時間は 2 時間 15 分〜 2 時間 40 分程度で、帰りの方が若干所要時間が短いです。運行はどちらも一日一便です。
ちなみに、最近は Google で「航空会社名 目的地名」と検索するだけでチケット情報がでてくるので大変便利です。

JAL で行くメリットは羽田発と都心からのアクセス利便性と到着時間。到着時間は 14:45 なので空港近辺でレンタカーを借りて速攻移動すれば夕方からは時間が使えるので初日を無駄にせずに済みそうです。フライト料金はバニラエアよりもかなり値がはります。現時点で 4 - 8 月で調査したところ、エコノミー最安で 16,590 円で 8 月の繁忙期は 46,290 円が最高値でした。スーパー先得などを利用すると片道 20,000 円弱と手が届く価格帯になってきます。

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バニラエアで行くメリットは安価なフライト料金。現時点で 4 - 8 月で調査したところ、エコノミー最安で 6,860 円で 8 月の繁忙期は 34,360 円が最高値でした。概ね JAL の半値以下のフライト料金と思っていて良いでしょう。メルマガや LINE などで知らされるわくわくバニラが運良く利用できる片道 1,980 円という激安価格で奄美に行くことが可能です。ちなみに到着時間は 16:35 なので初日は街に繰りだすか、ホテルでゆっくりするプランになるかと思います。

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大阪から

伊丹空港から JAL が一日一便運行しています。所要時間は約 90 分程度です。2017/3/27 からは関西空港からバニラエアが一日一便運行することになり利便性が高まりました。フライト料金も最安値 5,380 円とかなりお値打価格です。

バニラエア関空発ができることで奄美大島への観光客がかなり増えるんじゃないでしょうか。

今回はビッグホリデーという旅行会社を使ってみた

バニラエア公式サイトからチケットを取ろうと思ってたのですが、宿の予約を別途やらないと行けなかったので、検索してビッグホリデーというサイトにたどり着きました。そこからバニラエア航空券+ホテルをパッケージ価格で申し込むことができるので、そこから申し込みました。二泊三日、3名でで 10 万円ちょいだったのでかなりお値打ち価格だったかと思います。ホテルは空港近くの奄美大島ホテルリゾート・コーラルパームスをチョイスしました。

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問い合わせの電話がほぼつながらなかったので、(初めての人は)自力でいろいろとやりきれる人じゃないとツライかもしれません。申込んだ後は旅行 10 日前ほどに「バニラエア旅程表」なるメールと旅程表一式が郵送されてきます。当日空港で搭乗手続きするよりも事前にネットで手続きしたほうが安くて便利なので、事前にネットで全部済ませておくことをお勧めします。ちなみに座席も有料ですが変更可能です(コミコミバニラなら無料)。

成田第3ターミナルは思ってたより近かった

第3ターミナル遠くて面倒って話を聞いてたんですが、第2ターミナルからたったの 500 m 程度なので歩いても 15 分かからない程度です。行きは発車寸前のバスに飛び乗りましたが、歩いちゃったほうが快適だとわかったので帰りは歩いて移動しました。ちゃっちゃと移動して 10 分程度でした。

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第3ターミナル到着。人生初ですがすっごい殺風景です。あえてメタル感むき出しにしてるのか経費削減のためこうしてるのか謎だけど、まぁ個人的には好きです。

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事前にスタッフの人からゆっくり昼食とりたいなら飲食店が充実してる第2ターミナルがおすすめと聞いてたので、事前に昼食は済ませてきたのですが、第3ターミナルはフードコート形式でめっちゃ人が混み合ってました。外国人の方がかなり多かった印象があります。帰りは夜遅かったのでここで夕食を取りましたが、まぁ普通に美味しかったです。第2ターミナルよりも全体的にコスパが良いです。個人的にはこちらのほうがオススメでした。

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出発ロビーまでの移動も変わらず鉄骨むき出し感あふれる通路でした。日本の空港じゃないみたいです。

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座席は本当に狭かった

いよいよフライト時間。離陸待機中のバニラエアのエアバス A320 です。ANA の中古機体でも使ってるんだろうなと思ってましたが、現在バニラエア保有の 11 機すべてが新造機とのことで見た目は結構綺麗でした。やっぱ機体は古いより新しい方がよいですね。

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ANA 機は 166 席仕様ですがバニラエア機は全て 180 席仕様です。絵で見るとそんなに違いがわからないかもしれないけど、ANA の座席は 31 インチ(78.7cm)なのに対してバニラエアの座席は 29 インチ(74cm)と約 5cm 狭いです。

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座席は足の部分が凹んだユニークな座席です。スペース優先なので正直クッション性能も残念な感じで長時間座ってるとお尻が痛くなってきます。仕方なし。

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この 5cm が意外と効いてきます。身長 177cm の僕が実際に座ってみると指二本分しか空きスペースがありません。少なくとも足を組むスペースは全く無いばかりか、体を崩すスペースすら怪しいです。体が大きな人にとっては正直かなりツライ。ちなみに行きも帰りも一睡もできませんでした。

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でもコスパは抜群なので国内移動なら耐えられる

とはいえフライト料金は格安!一般市民の味方です。少々つらくても2時間少々なら何とか耐えられる。機内サービスも皆無だけど飲み物やお菓子を持ち込めるので、そんなに苦にはならないし、一旦飛んでしまえば飛行機自体はちゃんと飛んでくれる。パイロットも ANA の OB とかが多いらしくベテランが多いとか。

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というわけで積極的に LCC を使ってもいいかなと思うようになりました。ただ成田空港までの移動はかなりしんどい。成田〜奄美大島と成田〜自宅が同じ時間かかるんだな。これには参った。

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