クラウド翻訳サービスGengoを使ってみた。気になる翻訳品質は?

今日は英語が超絶苦手な僕が最近すごいと思ったサービスのご紹介です。

仕事の一環で日本語を英訳もしくはその逆。をどうしてもやらなければいけない時ってそれなりにありますよね。今回は作ってるサービスの日本語マニュアルを英訳しなければならない場面がありました。お金はない。時間もない。英語がバリバリできる社員もいない。そんなケースです。

いままではおおよそこんなかんじのロジックで英訳を処理してきました。

英語がバリバリできる関係者(社員)がいる場合
その社員の稼働に空きがあれば英訳をお願いします。業務内容を知っているので改めて説明することもなく短時間で高品質な英訳をすることができます。

お金にも時間にも余裕がある場合
英訳業者に一式業務委託します。業務内容を正しく知ってもらわないと意図する内容と異なる英訳になる部分があるので、理解してもらうために比較的時間を要します。その分お金もかかるわけですが、最終的なアウトプットは高品質です。過去の経験では委託業者に依り品質の差はかなり大きかったですが、ちゃんとしたところに頼めば高品質な仕上がりが期待できますし、修正作業も含めて責任もって業務を完遂してもらう事ができます。

あまり品質を求められない場合
Google 翻訳とエキサイト翻訳を併用して、自分でなんちゃって英訳をします。時間もかかれば品質もよろしくないので最終手段です。

そして今回は、お金も時間も社員もいないけど、程々の品質を求められている。そんな初のケースでした。そこでオンラインのクラウド翻訳サービスを利用してみることにしました。

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クラウド翻訳サービスの比較

まずはどのクラウド翻訳サービスを使ったら良いのかを調査しました。有名どころをざっと調べたところこんな感じでした。実際に使ったのは Gengo 以外は、サービス説明から集めた情報なので間違いがあるかもしれません。あしからず。

サービス名サービス名 比較内容
Gengo メニュー スタンダード ビジネス ウルトラ
単価/文字 3.00円 6.00円 9.00円
翻訳者 登録者(独自のテスト合格者のみ。合格率10%)
正確性7.0 8.0 9.0
ダブルチェック なし なし あり
Conyac メニュー LIGHT STANDARD  
単価/文字 1.25円
(300円/240文字)
6.00円  
翻訳者 登録者(登録にテストは不要?)
ランダム 一定評価以上  
ダブルチェック なし あり  
スピード翻訳 by GMO メニュー スピード翻訳 指名翻訳 コンシェルジェ翻訳
単価/文字 8〜20円 8〜20円 16円〜
翻訳者 登録者(独自のテスト合格者のみ。合格率不明)
自動マッチング 指名 3年以上のプロとしての翻訳実績
ダブルチェック なし なし あり
YAQS メニュー CASUAL STANDARD PRO
単価/文字 5円 10円 15円
翻訳者 登録者(独自のテスト合格者のみ。合格率不明)
登録者 翻訳経験者 翻訳会社社員
ダブルチェック なし なし なし

実際に Gengo を使ってみた。その選定理由について

使う業者はかなり悩んだのですが、今回は Gengo を使うことに決めました。
決め手はいくつかあるのですが、おおよそ下記に記載するとおり。

  • 翻訳の品質にかなり不安があったので、合格率10%という翻訳者としての登録のハードルの高さを信用
  • [[[文字]]]とすると翻訳対象外を指定できるため、必要最小限の範囲を翻訳してもらえる。(英単語による固有名詞を大量に含む日本語であるため、普通に見積もるとかなり高額であった。)
  • ビジネスクオリティでの翻訳結果を安く仕上げたかった(単価比較)
  • 社員の中に Gengo を使った利用経験者がいた

Gengo を使ってみての感想

大変申し訳無いのですが、業務の都合上で翻訳結果は残念ながら記載することができません。従って主観的な感想だけになりますが参考になれば幸いです。

img001.png

はじめは Gengo と Conyac ともに短い文章で翻訳してみて、良い方のサービスで本格的な英訳に取り組もうと思ってました。スピード翻訳とYAQSは実績面から前述2つのサービスよりも少ない様に見えるため(ネットでの感想をあまり見かけない)候補から外しました。
英訳を依頼するにあたり、約600文字の英訳を Gengo スタンダードに申し込んでみました。工夫した点は下記の2点だけです。

  1. 英訳の対象外ではあるものの、前後がわからないと意味不明な英訳になると思い、[[[]]]を使って英訳しなくても良い範囲を設定しつつ、一連の流れで英訳に取り組めるようなテキストを投入しました。
  2. マニュアルなので命令口調で端的な英訳でお願いしたいと指示

申し込みから、約6時間後に翻訳結果があがってきました。予想以上に早く出来の良い英訳をしていただけました。スタンダードを利用しての感想です。

  • 思っていた以上にちゃんとした英訳文だった。ただし直訳が多い(業務内容まで把握していないので意訳して簡潔な英文は無理だと思ってましたが、概ね予想通り)
  • マニュアル調と指示を出してましたが、マニュアルでは見かけないPleaseが多かった。まぁPleaseを撮ればよいだけの話なので大した問題ではない。
  • [[[]]]で英訳対象外で前後がわかるようにしていた文章をある程度読んでいただけたようで、流れは変ではなかった。

正直スタンダードでここまでの品質の英訳は出てこないと思ってましたが、予想外の高品質でしたので、もう全部 Gengo のスタンダードでいいや。って感じで残りの本格的な英訳も発注しました。金曜日の夕方に発注したところ日曜日の朝には出来上がってました。概ね7000文字の英訳だったので、もっと時間がかかると思ってましたが予想外に速い仕上がりです。

英訳用の日本語テキストを最適化して依頼を出すのに手間をかけていたので、小出しに合計4つの依頼をだしました。うち2件は同じ翻訳者で、ほか2件は別の翻訳者で計3人の方が携わっていただけたようです。人によって翻訳品質が当然違いますが、少なくとも自分がGoogle翻訳とかを使って四苦八苦するよりも、いずれも高品質で英訳していただけたと実感しています。

ただ問題がないわけでもなくて、そもそも英語ができないから英訳を依頼してるわけで、でてきた英語がちゃんとしてるのか判断できないのが一番つらかったです。クラウド翻訳共通に言えることだと思います。

お金をけちらずにウルトラで依頼していれば、単価は約3倍になりますが、ダブルチェックによる校正が入るので安心できます。まぁ正直3倍はかなり高額かなぁーと感じますが、一番高いのは社員稼働コストです。今回は7000文字で合計約2万円のコストになりました。ウルトラだと6万円なのでプラス4万円ですが、チェックに社員稼働が1日かかるとするあらば、ウルトラを使ったほうが安いという計算もできます。

次の英訳の機会にはビジネスとウルトラも使ってみて品質の違いを感じるか試してみたいと思います。
まぁよく出来たサービスだなぁと感じたわけでして、自分の役に立つサービスを提供していかねばと思いました。

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